埼玉県のさいたま市は5月1日、市の誕生から25周年を迎えた。この日は20周年の際に制定された「さいたま市民の日」に当たり、例年通り市立学校は休校となり、美術館や体育館など市内の一部公共施設が無料開放されたほか、各地で記念イベントが開催された。
鉄道博物館で「つなが竜ヌゥ」誕生日イベント
鉄道博物館(大宮区)では、市のPRキャラクター「つなが竜ヌゥ」の誕生日を祝うイベントが開かれ、節目の年を祝う多くの来場者で賑わった。ヌゥは、日本最大規模の都心緑地空間「見沼田んぼ」の主の子孫という設定で、イベントではC57形蒸気機関車(SL)の転車台が回転する時間帯に特別ゲストとして登場。誕生日を紹介されると、来場した親子連れなどから温かい拍手が送られ、ヌゥは手を振って応えていた。
イベント後には市のブースにヌゥが現れ、集まった人々と記念撮影をするなどして盛り上げた。来場した北区の主婦(47)は「子どもたちが喜んでいて良かった。住みやすい市なので改めてここで生まれ育って良かったし、子どもたちが大きくなるまで幸せに過ごしたい」と語った。
市の歴史と現状
さいたま市は2001年5月1日に浦和、大宮、与野の旧3市が合併して誕生。2003年に政令指定都市に移行し、2005年には旧岩槻市と合併して現在の市の形となった。合併時の人口は約103万人だったが、都市化による人口増加が続き、4月1日時点の人口は135万8566人。依然として転入超過が続いている。
近年、市は子育て世代などの人気が高く、民間の「住みたい街ランキング」で大宮や浦和が上位の常連となり、さいたま新都心なども含めて首都圏の人気都市となっている。一方で、市中心部では住宅価格や家賃の高騰が目立ち、市内全域でのバランスの取れた発展が求められている。
市長のコメント
4月28日の定例記者会見で清水勇人市長は「(旧4市の)それぞれ違う歴史や文化を持った地域が同じ思いを持って歩みを重ねてきた成果がこれまでの25年間だと思っている。引き続き多くの市民から選ばれる都市になるため、着実に前に進んでいく」と述べ、今後の発展への意欲を示した。



