愛知県警が若い力で採用広報を革新 専門学校生と初のコラボレーション
警察官の採用試験で受験者を増やすため、愛知県警は専門学校「HAL名古屋」(名古屋市中村区)の学生に協力を依頼し、新卒者や転職者向けの採用広報ポスターを初めて制作しました。この取り組みは、受験者の年代に近い学生の発想を生かし、警察官という職業に親しみを持ってもらうことを狙いとしています。
ゲーム風ドット絵から夢を描く作品まで 多様なポスター3作品
制作されたポスターは3作品あり、その一つはゲーム風のドット絵を用いて、白バイ隊員や刑事など警察官の幅広い職種を紹介しています。他の作品では、将来の夢として警察官にあこがれる男の子や、スーツ姿と警察官の制服姿を比較した女性の姿が描かれており、若い世代の視点を反映した親しみやすいデザインが特徴です。
約40秒のアニメ動画で警察官の日常と使命を表現
さらに、警察官の業務を紹介するアニメ動画も制作されました。「この街と、共に」と題された約40秒の動画では、何げない日常を送っていた男女が警察官となり、地域を守る存在へと成長していく姿が描かれています。動画には、紅葉が広がる豊田市の香嵐渓など愛知県内の名所も登場し、地域との結びつきを強調しています。この動画は、ユーチューブの愛知県警察公式チャンネルで視聴可能です。
学生への感謝状贈呈と映画館での上映で広報活動を強化
愛知県警は2026年2月、制作に携わった学生らに感謝状を贈り、その貢献を称えました。県警警務課の担当者は、「柔軟な発想による優れた作品が集まりました。一人でも多くの人に見てもらい、受験者の増加につながることを期待しています」と述べ、この取り組みの成果に期待を寄せています。また、動画は2026年4月9日まで、県内のコロナシネマワールドとミッドランドスクエアシネマの計6か所の映画館でも上映されており、広報活動を多角的に展開しています。
このプロジェクトは、伝統的な採用広報手法を超え、若い世代の創造性を活用することで、警察官のイメージを刷新し、より多くの人材獲得を目指す愛知県警の革新的な試みとして注目されています。学生とのコラボレーションを通じて、警察組織の新たな可能性が模索されています。



