三十三間堂で「春桃会」開催 桃の節句に桃の生け花を奉納し無病息災を祈願
京都・三十三間堂で春桃会 桃の生け花で無病息災祈願

京都・三十三間堂で桃の節句の恒例法要「春桃会」が開催

2026年3月3日、京都市東山区の国宝・三十三間堂において、無病息災を願う恒例の法要「春桃会(もものほうえ)」が厳かに執り行われました。この日は桃の節句として知られる3月3日であり、堂内には声明が響き渡り、神聖な雰囲気に包まれました。

「3」が重なる縁起の良い日に開催

古来より、奇数である3は偶数では割り切れないことから、縁起の良い数字とされてきました。さらに、三十三間堂の名前にちなみ、「3」が重なるこの日に毎年行われる法要です。桃の節句に合わせて開催される「春桃会」は、地域の伝統行事として深く根付いています。

華道家元池坊の華道家、土屋郁剛(くによし)氏が、本尊である国宝の千手観音坐像(ざぞう)に桃の生け花を奉納しました。土屋氏は「邪気を払うという桃の中に、つややかさや優しさが表れるよう、願いを込めて生けました」と語り、作品に込めた思いを明かしました。

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桃の生け花に込められた願い

桃は古くから邪気を払う力があると信じられており、春の訪れとともに健康や幸福を祈る象徴として用いられてきました。土屋氏が生けた桃の花は、鮮やかな色彩と優美な造形で、参列者たちの目を引きつけました。この生け花は、単なる装飾ではなく、無病息災への深い祈りが込められた奉納品としての役割を果たしています。

法要では、僧侶たちによる声明が堂内に響き、参列者一同が静かに祈りを捧げました。三十三間堂の荘厳な空間と桃の花の可憐さが調和し、春の訪れを感じさせるひとときとなりました。

「春桃会」は、地域の文化遺産を守り伝えるとともに、現代の人々が伝統に触れる貴重な機会を提供しています。この行事を通じて、京都の豊かな歴史と季節の移ろいが感じられるでしょう。

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