大分・日田の市指定保存樹「大原大しだれ桜」の枝が何者かに切り取られる被害
日田のしだれ桜の枝が切り取られる被害、樹齢200年 (25.03.2026)

大分・日田の名桜「大原大しだれ桜」に深刻な被害、枝が何者かに切り取られる

大分県日田市の大原八幡宮そばに立つ市指定保存樹「大原大しだれ桜」で、枝が10か所以上、何者かに切り取られる被害が確認されました。所有者である林業機械輸入・販売会社「リタプラス」は、2026年3月24日に抗菌剤を塗布するなどの応急措置を講じました。今後、防犯カメラの設置を進めるとともに、日田警察署に被害届を提出する方針です。

樹齢約200年の貴重な桜、開花シーズンに痛ましい事件

このしだれ桜は樹齢約200年、高さ約12メートル、幹回り約2.5メートルと推定される歴史的な巨木です。リタプラスの藤川靖治社長が3月23日夜、先端部分がなくなっていることに気づき、詳細な調査を実施。その結果、複数の箇所で枝が切断されていることが判明しました。昨年以前に切り取られたとみられる痕跡も複数見つかっており、継続的な被害の可能性が懸念されています。

桜は現在、春の陽気に合わせて開花が進み、ほぼ満開の状態にあります。日田市観光協会によるライトアップも行われ、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっていました。しかし、切断された箇所から菌が侵入しやすく、専門家によれば、来年以降、枝元にかけて花が咲かなくなる恐れがあると指摘されています。

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所有者や関係者の落胆、自然保護への呼びかけ

リタプラスの川崎弘・総務企画部長は、この事件について「残念の一言です」と心情を吐露。さらに、「自然を大事にする気持ちをもって、迫力あるしだれ桜を楽しんでもらいたい」と述べ、地域の観光資源としての価値を強調しました。同社は、被害の拡大を防ぐため、迅速な対応に取り組んでいます。

この事件は、文化財や自然環境の保護に対する意識の重要性を改めて浮き彫りにしています。日田市では、観光協会や地元住民が協力し、桜の保全活動を強化する動きが広がる見込みです。防犯カメラの設置や警察との連携を通じて、再発防止策が急がれています。

大原大しだれ桜は、地域のシンボルとして親しまれてきただけに、今回の被害は地元コミュニティに大きな衝撃を与えています。今後、桜の健康状態を定期的に監視し、適切なケアを継続することが求められるでしょう。

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