市川右団次・右近親子が信玄公祭りで初共演 甲州軍団出陣で平和のメッセージ
市川右団次・右近親子が信玄公祭りで初共演

歌舞伎親子が甲州軍団を率いて出陣 信玄公祭りで平和の祭典を演出

第52回「信玄公祭り」のメインイベント「甲州軍団出陣」が2026年4月4日、山梨県甲府市で開催されました。この歴史的な祭りで、歌舞伎俳優の市川右団次さん(62歳)が信玄公役を務め、息子の市川右近さん(15歳)が軍師・山本勘助役を演じ、親子コンビとして初めて共演しました。甲冑姿の参加者約1千人超とともに、甲府駅周辺を堂々と練り歩き、沿道の見物客から大きな歓声を浴びました。

雨模様の中での出陣式 平和への願いを込めた演説

この日はあいにくの雨模様で、桜の花びらがしたたる舞鶴城公園で出陣式が執り行われました。信玄公役の右団次さんが特設ステージに登場すると、つめかけた観客たちは一斉にカメラを構え、熱狂的な拍手で迎えました。出陣式では、右団次さんが「勘助、わしが憎いのは、いくさそのものじゃ。人は石垣、人は城。人の命ほど尊いものはあろうか。むなしきいくさを終わらせるための出陣じゃ」と力強く声をあげ、平和を願うメッセージを発信しました。

今回の祭りのコンセプトは「平和の祭典として新たな交流が生まれ、世代や地域を越えてつながる祭り」とされており、この演説はその精神を象徴するものとなりました。雨にもかかわらず、多くの市民や観光客が集まり、歴史的な瞬間を共有しました。

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甲州軍団の壮大な行進 風林火山の隊列で街を埋め尽くす

出陣式の後、甲州軍団は甲府駅前から平和通りへと列をなして行進を開始しました。軍団は風林火山になぞらえた、風の軍団、林の軍団、火の軍団、山の軍団、そして本陣隊で組織され、甲冑姿の参加者たちが威厳ある歩みを見せました。右団次さんと右近さんは親子で並んで歩き、沿道の見物客に笑顔で手を振りながら、祭りの盛り上がりを牽引しました。

甲州軍団出陣は、上杉謙信との川中島合戦に出陣する様子を再現したもので、歴史ファンや地元住民にとって毎年楽しみにされるイベントです。今回は親子での役務が初めてということもあり、特別な注目を集めました。右近さんは若手ながらも堂々とした演技で、父親との息の合ったコンビネーションを披露しました。

役馬も登場 祭りの伝統と革新が融合

祭りでは、信玄公役が乗る役馬も登場し、悠々とした姿で観客を魅了しました。馬は「豊臣兄弟!」と呼ばれる柄で、祭りの華やかさを一層引き立てました。この役馬は、地元の協力によって準備され、伝統的な要素と現代的な演出が融合した点も祭りの特徴です。

信玄公祭りは、甲府市の春の風物詩として定着しており、今回で52回目を迎えました。歴史的な再現を通じて、地域の文化を発信するとともに、平和への願いを込めた祭典として進化を続けています。市川親子の参加は、世代を超えたつながりを強調し、祭りの新たな魅力を加えました。

今後も、信玄公祭りは甲府市の観光や文化振興の核として、多くの人々を惹きつけることが期待されます。雨の中での開催にもかかわらず、参加者や観客の熱意が祭りを成功に導き、地域コミュニティの結束を強める機会となりました。

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