愛知県内の80代男性が今年、SNSを通じた投資詐欺により現金や金地金など約8億7千万円相当をだまし取られる被害に遭ったことが20日、県警への取材で明らかになった。県内で確認された特殊詐欺被害としては、少なくとも過去10年間で最高の被害額となる。
被害の経緯
県警によると、今年、男性がインターネット上の投資広告にアクセスしたことがきっかけで、その後LINEでのやりとりを経て投資アプリに誘導された。男性は投資資金名目で複数回にわたり現金と金地金を送付し、その総額は約8億7千万円相当に上った。アプリ上では投資利益が出ているように表示されていたという。
詐欺の発覚
男性がアプリから出金を試みたところ、税金などの名目で追加の金銭を要求された。これに不審を抱いた男性は5月に県警に相談し、被害が発覚した。県警は現在、詐欺事件として捜査を進めている。
背景と注意喚起
SNS型投資詐欺は近年増加傾向にあり、高齢者を中心に被害が拡大している。県警は「投資話で簡単に儲かることはない。不審な連絡があった場合はすぐに警察や消費生活センターに相談してほしい」と呼びかけている。
今回の被害額は県内の特殊詐欺被害として過去10年で最大であり、県警は警戒を強めている。また、金融庁も注意喚起を行っており、投資を勧める不審なメッセージや広告には十分注意するよう促している。



