囲碁の第51期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は18日、大阪・梅田の日本棋院関西総本部で行われ、井山裕太碁聖が桑原樹(いつき)七段に175手までで黒番中押し勝ちし、リーグスコアを3勝2敗として挑戦圏内に踏みとどまった。桑原は1勝4敗となり、リーグ残留に黄信号が点灯した。
序盤から難解な駆け引き
リーグ最年長36歳の井山と、最年少17歳の桑原の対決は、序盤から桑原の趣向によりコウをめぐる難解な駆け引きに終始した。右上隅の変化から、井山がいつ大コウを仕掛けるかが焦点となった。コウに勝てば大戦果だが、負ければ大損害という大きな賭けだ。井山はすぐにコウを仕掛けず、左辺でコウ材づくりを兼ねた策動を展開。双方慎重に時間を使いながら、盤上にまだ現れない大コウ争いをにらみ合う神経戦となった。
井山が快勝、挑戦権に望み
神経戦の末、井山がタイミングを見極めて大コウを仕掛け、見事に勝利。相手の大石を仕留めて快勝し、挑戦圏内に踏みとどまった。井山はこの勝利でリーグ戦の行方を大きく左右する一勝を挙げ、今後の対局に弾みをつけた。一方、桑原は連敗が続き、残留に向けて厳しい状況となった。
リーグ戦の展望
井山は現在3勝2敗で、挑戦権獲得に向けてまだ可能性を残している。今後の対局では、さらなる勝利が求められる。桑原は1勝4敗と後がなく、残り試合での巻き返しが不可欠だ。リーグ戦はまだ終盤戦を迎えておらず、順位変動の可能性は十分にある。



