岐阜県大垣市の城下町に初夏の訪れを告げる「大垣まつり」が9日、市の中心市街地一帯で開幕した。爽やかな五月晴れの下、13両の豪華絢爛な軕(やま)が町を巡り、訪れた人々を魅了した。祭りは10日まで開催される。
370年以上の歴史とユネスコ登録10周年
大垣まつりは370年以上の歴史を誇る伝統行事で、2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されてから今年で10周年を迎える。この記念すべき年に、例年以上の華やかさで祭りが繰り広げられている。
試楽での奉芸とからくり披露
9日には試楽が営まれ、午前8時すぎには同市西外側町の八幡神社に各軕が集まり、芸を奉納した。玉の井軕の舞台では、きらびやかな衣装に身を包んだ踊り子たちがあでやかに舞い、観客から大きな拍手が沸いた。
また、各軕の個性豊かで巧みな技も披露された。カメの口からピンポン玉が飛び出すからくりや、人形が筆で「大垣まつり」と書き上げる芸など、見物客を楽しませた。
観客の声
奉芸を見物した同市の名和瞭太さん(11)は「激しく動くナマズを追いかける鯰軕のからくりが面白かった」と目を輝かせた。祖父の勝則さん(72)も「孫と一緒に来られてうれしい」と笑顔を見せた。
10日の本楽では大垣まつり行列
10日の本楽では、13両が市内約8.8キロを巡行し、駅通りに勢ぞろいする「大垣まつり行列」が予定されている。最終日も多くの見物客でにぎわうことが期待される。



