体長1センチのクモが横綱に!富津で「日本三大くも合戦」開催 江戸時代からの伝統遊びに熱視線
体長1センチのクモが横綱に!富津でくも合戦

千葉県富津市の富津八坂神社で、クモを闘わせる伝統の「日本三大くも合戦 第25代横綱決定戦」が開かれた。体長約1センチの「フンチ」と呼ばれるクモが盤上で繰り広げる激しい戦いに、集まった約120人の観客が熱い視線を注いだ。

江戸時代から続く伝統遊び

フンチはネコハエトリという種類のクモで、繁殖期に雌を巡って雄同士が争う習性を利用した遊び。かつて漁師たちが仕事の合間に楽しんでいたとされ、江戸時代から続く伝統行事として地域に根付いている。今年の大会は富津市と市教育委員会の後援のもと、「富津フンチ愛好会」が5月4日に主催した。

熱戦の模様

大会は大人の部と子どもの部に分かれ、参加者は自ら捕獲した自慢のフンチを持ち寄りトーナメント方式で対戦。土俵に見立てた四角い台の上で、2匹のフンチが前脚を広げて威嚇し合い、先に逃げ出した方が負けというルールで行われた。台を取り巻く観客からは「行け行け」「引くな」と声援が飛び、会場は熱気に包まれた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

伝統文化の継承への取り組み

富津フンチ愛好会は伝統文化の継承を目的に、毎年5月に横綱決定戦を開催するほか、フンチの飼育や採取講座などを企画し後継者育成に努めている。こうした活動が評価され、2024年度には日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に登録された。今年の大会には市内外から約120人が参加し、小さな戦士たちの熱戦が繰り広げられた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ