マイカー・クレイジー:58歳男性の駐車場での孤独な至福の時
マイカー・クレイジー:駐車場での孤独な至福の時

マイカー・クレイジー:駐車場での孤独な至福の時

誰もいない駐車場で、1人、マイカーの後部座席に座る。新車の香りが漂い、シートの滑らかな手触りが心地よく、目を開ければ美しい内装が広がる車内。これは、兵庫県加古川市に住む神野浩さん(58)にとって、至福の瞬間である。

無理をして手に入れた新車

神野さんは、自分の年齢を考え、分不相応かもしれない新車を無理をして購入した。この車が、最後の自家用車になるかもしれないという思いから、妻が彼の希望通りに車選びを許してくれた。うれしさのあまり、週末ドライバーである神野さんは、仕事帰りにマイカーへ乗り込むことが日課になった。

ドライブするわけではなく、特別車好きなわけでもない。ただ、その空間に身を置きたいのだという。神野さんは、この車を、子供たちとよくお出かけしていた頃に手に入れることができていたらと振り返る。当時は、小さかった子供たちでも窮屈に感じる大衆車に乗っていた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

家族との思い出を振り返る

長男をチャイルドシートに乗せた初代マイカー、4人家族で一番お出かけした2代目、長男が運転を練習した3代目。そして、今の4代目である。めったと家族でドライブしない現在、なぜこの車を選んだのか? 神野さんは、1日でも長く乗るために、おこたりなく安全運転を続けることを肝に銘じている。

そんな日々の中で、妻が「アンタ、何しとん?」とあきれた様子でのぞいてくることもある。神野さんは、2人だけの時間を邪魔しないでほしいと心の中で願う。このエッセーは、マイカーへの愛着と、家族の思い出、そして安全運転への誓いを綴った、心温まる物語である。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ