絵本『みえないおしごと』が日常の仕組みをユニークに描く
絵本『みえないおしごと』が日常の仕組みを描く

絵本『みえないおしごと』が日常の仕組みをユニークに描く

信号、回転ずし、蛇口、エレベーター、乾電池、腕時計、扇風機、カメラ、コンロ、スプリンクラー、自動販売機。私たちが毎日当たり前に使っているこれらの物たちは、実は内側で誰かが働いているかもしれない——そんな発想から生まれたユニークな絵本が、『みえないおしごと』です。

日常品の内側に潜む想像の世界

作者のとくながけい氏は、身の回りの機械や道具の仕組みを、人間や生き物が内側で動かしているという視点で描いています。読者は、ページをめくるたびに「もしかして、これも?」と好奇心を刺激され、普段何気なく使っているものを見直すきっかけを与えられます。例えば、信号機が青や赤に変わるのは、小さな妖精がスイッチを押しているからかもしれない、といった想像が広がります。

素朴でノスタルジックな絵が魅力

この絵本の魅力は、素朴で温かみのあるイラストにもあります。とくながけい氏の絵は、ノスタルジックな雰囲気を漂わせ、子供から大人まで幅広い年齢層に親しみやすく、味わい深い世界観を築いています。色使いや線のタッチが優しく、読む人の心を和ませる効果があります。

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受賞歴と社会的評価

『みえないおしごと』は、昨年開催された「書店員が選ぶ絵本新人賞」において、大賞と絵本専門士賞のダブル受賞を果たしました。この賞は、書店員が実際に手に取り、子供たちに薦めたい作品を選ぶもので、高い評価を得た証です。中央公論新社から出版されており、価格は1870円です。

この絵本は、単なる子供向けの読み物ではなく、日常の小さな発見を通じて、創造性や想像力を育む教育的な価値も持っています。家族で読むことで、会話が弾み、新しい視点を共有できるでしょう。

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