放浪の画家・山下清の作品展が長崎県美術館で開催 長崎の風景を描いた2作品も特別出品
放浪の画家として知られる山下清(1922~1971年)の生涯を紹介する展示会が、長崎市の長崎県美術館で開催されています。会期は4月5日までとなっており、代表作「長岡の花火」を含む191点の作品が展示されています。
山下清の生涯と芸術的軌跡
山下清は東京で生まれ、12歳で養護施設に入所したことをきっかけに、貼り絵の才能を開花させました。1940年からは日本各地を放浪する旅に出かけ、旅先で目にした風景を細部まで記憶し、帰宅後に貼り絵として再現するという独自の創作方法を確立しました。
会場には、細かくちぎった色紙で鮮やかな風景を表現した貼り絵作品を中心に、油絵や絵付けなど多様な作品が並んでいます。特に、長崎の風景を描いた2作品が特別出品されており、地元の風景を題材にした貴重な作品として注目を集めています。
学芸員の解説と展示の見どころ
同館の学芸員である松久保修平さん(33歳)は、次のように語っています。「山下清は放浪の画家として有名ですが、実は様々な作風に挑戦し、技術向上のために絶え間ない努力を重ねてきました。今回の展示を通じて、その多様な創作活動と芸術的成長の過程をぜひ知っていただきたいです」
展示会では、山下清が放浪中に目にした日本の風景を、記憶だけを頼りに再現した貼り絵の数々が鑑賞できます。細部まで緻密に表現された作品群は、彼の類い稀な記憶力と表現力を如実に示しています。
開催情報と観覧案内
長崎県美術館での展示会は、以下の通り開催されています。
- 会期:4月5日まで(3月9日は休館日)
- 開館時間:午前10時~午後8時(入館は午後7時30分まで)
- 観覧料:一般1500円、中高生1000円、小学生以下無料
問い合わせは長崎県美術館(電話:095-833-2110)まで。この機会に、放浪の画家・山下清の豊かな芸術世界に触れてみてはいかがでしょうか。



