世界的な写真家セバスチャン・サルガドさんの回顧展「サルガドと奄美」が、2025年5月22日から東京都港区北青山2丁目のブラジル大使館で開催される。サルガドさんは2025年5月に死去したが、その遺功を称える展覧会となる。
奄美群島をテーマにした写真展
写真展の正式名称は「奄美群島のセバスチャン・サルガド」。サルガドさんが2011年に奄美群島を訪問した際に撮影した写真と、スタジオで新たに制作された未発表作品4点が展示される。これらの作品は、サルガドさん独特の深い陰影を用いて、亜熱帯の奄美群島の自然を大胆に切り取ったものだ。
企画の背景
この写真展は、文化人類学者で東京外国語大学名誉教授の今福龍太氏が企画した。今福氏はサルガドさんの写真集の翻訳を手がけ、1990年代から交流を続けてきた。サルガドさんの死去後、世界各地で回顧展が開かれているが、日本ではそうした動きが乏しいことを受け、今福氏はサルガドさんの写真の意義を改めて問い直す場が必要だと考えた。
未発表作品の提供
今福氏がサルガドさんの妻レリアさんに連絡を取ったところ、スタジオで新たに制作された未発表写真4点が送られてきた。これらの作品は、サルガドさんが2011年11月に奄美群島を訪れた際に撮影したものに基づいており、同地の自然美を際立たせている。
展示の詳細
展示はブラジル大使館内で行われ、入場は無料。会期は5月22日から6月30日まで。サルガドさんの作品を通じて、奄美群島の魅力とサルガドさんの写真芸術を堪能できる貴重な機会となる。
サルガドさんはブラジル出身の写真家で、社会派ドキュメンタリーで知られる。2011年の奄美訪問では、地元の風景や人々を撮影し、その作品は後に写真集として出版された。今回の展覧会では、その中から厳選された作品に加え、未発表作が初公開される。



