阪神・高橋遥人が3安打完封で巨人を撃破、阿部監督は粘り強い攻撃に期待
プロ野球セ・リーグは28日、阪神と巨人の対戦が行われ、阪神が2-0で勝利を収めた。阪神は一回に森下の犠牲フライで先制し、八回に佐藤の適時打で加点。先発投手の高橋遥人が3安打しか許さず、5年ぶりの完投を完封で飾り、チームの開幕戦を白星で飾った。
巨人は九回の好機を逃し、完封負けに終わる
巨人は九回に2死2、3塁と土壇場で一打同点のチャンスを迎えたが、主将・岸田が三振に倒れ、反撃の機会を逸した。高橋は最速150キロの直球と鋭く落ちる変化球を駆使し、巨人打線を沈黙させた。岸田は試合後、「いい投手でチャンスは少なかったが、それをものにしないと点は入らない」と悔しさをにじませた。
巨人は五回にも好機を逃しており、一人の走者も許していなかった高橋から連打で一死一、二塁としながら、今季初スタメンの増田陸が空振り三振、続く中山が二ゴロに倒れ、勢いを削がれた。昨季の開幕戦先発野手8人のうち、今季も開幕オーダーに入ったのは坂本とキャベッジの2人だけであり、攻撃の要だった岡本が抜けた打線の再構築は緒に就いたばかりだ。
阿部監督はチャンス作りを評価、継続を強調
巨人の阿部監督は試合後、「チャンスは作れている。続けていきたい」とコメント。投手のハワードについても「我慢して投げてくれたので、次につながると思う」と評価した。好投手を相手に一発攻勢で優位に立つことは難しく、打者が戦況を見極めながら粘り強い攻撃を築く必要性を強調した。
増田陸は「試合に出してもらうには結果を出さないとダメ。相手投手にも、浦田にも『負けない』という気持ちでやっていきたい」と前向きな姿勢を示した。完封負けの屈辱やチーム内のライバル意識を成長の糧にし、今後の試合に臨む方針だ。
この試合は、阪神が高橋の好投で堅守を発揮し、巨人が攻撃の課題を浮き彫りにした形となった。セ・リーグの開幕戦は、両チームとも新たな戦略と選手の成長が注目されるシーズンの幕開けとなった。



