阪神タイガース、春季キャンプで6番打者の課題に挑む
プロ野球の春季キャンプは中盤に差し掛かり、各球団が課題克服と戦力向上に向けて取り組んでいる。阪神タイガースでは、昨季のリーグ優勝を支えた中軸打線に続く6番打者の強化が最大の焦点となっている。キャンプ初日から、首脳陣は競争を促す意図を明確にし、ランチ特打に5年目の前川と新外国人ディベイニーを指名した。
前川とディベイニーの激しい競争
前川はランチ特打で34スイング中4本の柵越えを放ち、「本当にやらないといけない。自分の立ち位置として長打は不可欠」と必死な表情で語った。一方、昨季米3Aで20本塁打を記録したディベイニーは、パンチ力だけでなく、遊撃や外野をこなす器用さも併せ持ち、チームに多様性をもたらす。
昨季の課題と今季の候補者
昨季、阪神は史上最速でリーグ優勝を果たしたが、6番打者の打率は1割9分8厘と低迷し、日本シリーズでの敗戦要因の一つとなった。今季、新たな候補として期待されるのが、ドラフト1位で入団した立石正広だ。キャンプ前に右脚を負傷したが、主力組に合流し、そのスイングは森下を「体の運び方や出力が違う」と感嘆させた。
監督の信念とチームの展望
藤川監督はレギュラー争いについて「何も始まっていない」と横一線を強調し、遊撃や左翼など複数のポジションで激しい競争を促している。監督は「チーム作りとは、切磋琢磨した状態で組織を作っていくということ」という信念を持ち、11日の紅白戦では前川や小幡が安打を放ってアピールした。
中軸に続く力を持つ6番打者が現れれば、連覇に向けた戦力は盤石となる。阪神タイガースは、春季キャンプを通じて、この課題克服に全力を注いでいる。



