親子間のトラブルで現行犯逮捕され辞任した巨人・阿部慎之助前監督。球団史上初の不祥事にチームは動揺し、その影響は簡単には収まらない。
橋上代行、初采配で敗戦も前向く
チームを任された橋上秀樹監督代行は試合前、選手に「切り替えて、前を向いて、目の前の試合を全力で皆で勝ちにいきましょう」と呼びかけた。主将の岸田行倫も硬い表情ながら「僕たち選手はやることは変わらない」と前を向く。この日から交流戦が開幕し、新たなスタートの節目でもあった。
戸郷翔征は「目の前の勝利に向かっていくのが一番。チームが団結する時」と力を込めた。橋上代行は早速、打線の活性化を図り、泉口友汰を1番に、左翼のキャベッジを中堅に起用するなど、今季初めてのオーダーを組んだ。
試合は二回、1死三塁の先制機を作るも、浅野翔吾が空振り三振に倒れるなど得点できず。直後の三回、先発の則本昂大が崩れ、3本塁打で5点を失い、4回7失点でKO。移籍後初白星はお預けとなった。
信頼回復への課題
前代未聞の一件で「球界の盟主」と呼ばれた球団の名声は揺らいでいる。失った信頼を取り戻すための覚悟が求められている。
則本は「ボールをしっかりコントロールできませんでした。次の登板に向けて反省して調整します」とコメント。橋上代行は「思うようにいかない時はあると思うが、一生懸命やっている姿だけは忘れず、団結してやっていきたい」と語り、チームの結束を訴えた。
ソフトバンクは4連勝。巨人は今季最長の5連敗を喫した。



