プロ野球交流戦が開幕する2026年5月26日から、巨人は橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が監督代行として指揮を執ることが決まった。橋上コーチは東京・安田学園高出身で、阿部慎之助前監督(47)は高校の後輩にあたる。阿部前監督は暴行容疑で辞任しており、その後のチーム運営を担うこととなった。
データ野球の申し子
橋上監督代行は、ヤクルト現役時代に故・野村克也氏からデータ野球を徹底的に叩き込まれた。この経験が指導者としての基盤となり、相手投手の配球や傾向をデータに基づいて分析し、選手に狙い球を助言するスタイルを確立した。昨シーズンは作戦戦略コーチとして復帰し、その卓越した分析力でチームに貢献。試合前の打撃練習では選手の状態を細かく確認し、データと実戦を結びつける指導を行ってきた。
プロ入りから指導者への転身
橋上氏は高卒でドラフト3位捕手としてヤクルトに入団。その後外野手に転向し、日本ハム、阪神を渡り歩いた。17年間の現役生活でレギュラーを獲得したのはわずか1年。通算215安打、17本塁打に終わり、「臆病で勝負にいけなくて二流で終わった」と自嘲したこともある。しかし、指導者としては2020年以降、独立リーグの監督を務めるなど経験を積み、昨年、阿部前監督の強い要請で11年ぶりに巨人に復帰した。
監督代行への期待
橋上監督代行は「選手が打席で迷わないようにデータを提供する」と語り、その徹底した準備と分析力でチームを支える。巨人は現在、交流戦に向けて態勢を整えており、データ野球の手腕が注目される。ファンからは「データに裏打ちされた采配で、チームを立て直してほしい」との声が上がっている。



