ドラフト6位の新人が開幕から大活躍!中日・花田旭の秘密は「足のバランス」にあり
低迷するチームに明るい光をもたらす存在が現れた。中日ドラゴンズの新人外野手・花田旭が、4日のプロデビュー以降、中堅のレギュラーとしてチームを支えている。14日の広島戦では2安打2打点の活躍で勝利に貢献し、初々しいヒーローインタビューを受ける姿がファンの記憶に刻まれた。
インソール専門家が指摘「これはドラフト1位級の足だ」
今年1月、愛知県尾張旭市に本社を置くインソールメーカー「ネイシュー」の那須友和代表は、新人選手たちの足圧測定のために球場を訪れていた。その際、花田選手の足形を見た那須代表は驚きの言葉を口にした。
「いい足をしていますね。薬指と小指の足圧が非常に強い。これはドラフト1位級の足です」
那須代表によれば、数万人の足形を見てきた経験から、「ドラフトの順位と薬指、小指の足圧の強さには比例関係がある」という。足全体のバランスが良い選手ほど、パフォーマンス向上につながるというのだ。ドラフト6位という順位を大きく超える潜在能力を、花田選手の足は物語っていた。
大学時代のフォーム改造がプロ入りの決め手に
後日、この指摘を花田選手本人に伝えると、興味深いエピソードが明らかになった。大学4年の春、チームメートが野球塾で学んできた打撃理論を取り入れ、打撃フォームを改造したという。
「打つ時に、軸足の小指側に体重を乗せるように意識しました。それまで足を上げた時にぐらつく癖があったのですが、この調整で比較的安定して体重が乗せられるようになったんです」
この小さな変化が大きな結果を生んだ。打撃成績が着実に向上し、プロ野球選手という夢を現実のものとしたのである。花田選手は謙虚に語る。「小指がしっかり使えているのは、その意識の成果かもしれません」
親への約束とこれからの挑戦
ヒーローインタビューを受けた14日、花田選手の両親は仕事の都合で試合を見られなかったという。電話で活躍を報告すると、「活躍するなら事前に言っておいてよ」と笑われたそうだ。
「次は先に伝えておこうと思います」と照れくさそうに語る花田選手。プロの世界は足のバランスだけで勝てるほど甘くはない。今後は相手チームから徹底的に研究されるだろう。
それでも、左足を高く上げ、どっしりと構えるその姿には、ファンが期待せずにはいられない何かが漂っている。ドラフト6位という数字に縛られない、真の実力がこれからさらに開花していく予感がする。



