高田漣が語る父・高田渡との最後の共演 池袋プラネタリウムの思い出
高田漣が語る父・高田渡との最後の共演 池袋プラネタリウム

現在でも月に1度はコミュニティ・カレッジの講師として池袋を訪れる筆者だが、特別に深い縁があるわけではない。しかし、どうしても語らなければならない出来事がある。それは、父である高田渡と最後に共演したのが、サンシャインシティのプラネタリウムでのライブだったことだ。

筑紫哲也が主催した特別な夜

このイベントの主催者は筑紫哲也さんだった。確かライブ前にステージでお話もされた記憶がある。いつもの夜のように、のらりくらりとそれなりの悪態をつきつつステージを終えた父と、共演したハーモニカ奏者の松田幸一さん、筑紫さんを含めたイベントスタッフのみなさんと打ち上げに向かった。ステージの出来は全く覚えていないが、父がいつもより幾分元気がなかったように思う微かな記憶と、ステージの頭上に映し出された夕焼けが大層綺麗だったことは覚えている。

前代未聞の葬儀の打ち上げ

父の葬儀の後、有志というか参列者のほぼ全員が、父の行きつけだった吉祥寺のいせや総本店に集い、前代未聞の葬儀の打ち上げが盛大に行われた。筑紫さんは葬儀で代表として挨拶しただけでなく、打ち上げでもニコニコとあの笑顔で最後まで飲んでいた。

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葬儀では粋な計らいで、最後に父の歌う「私の青空」が大音量で流された。父が夕暮れに消えたのか、青空へ行ったのかはわからないが、今も空の彼方で酒宴が続いていることは間違いないだろう。

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