ドジャース・佐々木朗希が今季初先発、5回途中1失点で力投
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは30日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が本拠地でのクリーブランド・ガーディアンズ戦で今季初先発を果たした。佐々木は4回0/3を投げ、4安打1失点、4奪三振2四球の内容で黒星を喫したが、昨季の不安を抱えながらもまずまずの投球を見せ、チームの開幕からの連勝は3で止まった。
「正直、僕が一番不安だった」と語る佐々木
メジャー2年目を迎えた佐々木は、今季最初のマウンドに上がるにあたり、大きな不安を感じていた。23日のオープン戦最終登板では8四死球の大乱調だったため、自信はあまりなかったという。佐々木は試合後、「正直、僕が一番不安だったと思う」と率直に心境を明かした。それでも、立ち上がりを乗り切り、序盤から安定した投球を披露した。
一回には、先頭打者のクワンに対し、1ボール1ストライクからの3球目が今季から導入された「ABS(オートメイテッド・ボール・ストライク)チャレンジシステム」により、ストライクからボールに判定が変更される場面もあった。しかし、佐々木は直球で追い込み、7球目のカットボールで見逃し三振を奪い、無失点に抑えた。
ピンチを切り抜け、監督も「良い一歩」と評価
三回には2本の二塁打を浴びて先制点を許したが、一死二、三塁の危機を切り抜ける粘りを見せた。五回に先頭打者に安打を許したところで交代となったが、佐々木は「五回まで投げきれなかったけど、今年に入って一番いいピッチングができたので、そこの結果に対する自信は一つの収穫」と前向きに振り返った。
昨季は5月に初勝利を挙げた後、右肩痛で負傷者リスト入りし、9月下旬に復帰して救援投手としてワールドシリーズ連覇に貢献した。今季は先発として再出発を目指しており、この日の試合ではファンから大歓声が送られた。
ロバーツ監督は佐々木について、「これからの目標はより長いイニングを投げることだが、今日は正しい方向に向かうとても良い一歩だった。今回の登板をきっかけに、自信を深めてくれることを願う」と高く評価した。
チームの戦いと今後の展望
一方、ドジャースの1番指名打者として出場した大谷翔平は、3試合ぶりの安打を放ち、4打数1安打の成績だった。チームは2-4で敗れ、開幕からの連勝は3でストップしたが、佐々木の投球は今後の先発ローテーションにおける期待を高める内容となった。
佐々木は昨季の救援での活躍がファンの記憶に刻まれており、今季は先発としての成長が注目される。今後もメジャーでの経験を積みながら、チームの勝利に貢献することが期待されている。



