台風6号による記録的な大雨の影響で、3日午前11時ごろ、静岡県河津町の伊豆急行線今井浜海岸駅付近で、のり面が崩落する事故が発生した。崩れた土砂は線路を覆い尽くし、近隣の住宅にも流れ込んだ。伊豆急行の発表によると、線路の復旧作業には数日を要する見通しだ。ただし、中東情勢の影響で必要な資材の調達が遅れた場合、復旧に1週間程度かかる可能性もあるという。
運転見合わせと避難指示
台風の接近を事前に予測し、伊豆急行は3日終日の運転を見合わせていた。河津町によると、土砂が流入した住宅は少なくとも2棟確認されているが、現時点で負傷者や建物の大きな損壊は報告されていない。しかし、二次災害の危険性を考慮し、町は午後4時、周辺の5世帯に対して避難指示を発令した。
現場の状況
崩落現場では、山肌から流れ出た大量の土砂が線路を完全に埋め、海側に位置する住宅の目前まで迫っていた。地元住民は「突然の轟音とともに土砂が流れてきて、非常に怖かった」と語る。現在も断続的に雨が降っており、さらなる崩落のリスクがあるため、関係機関は警戒を続けている。
復旧への課題
復旧作業の遅れ要因として、資材調達の問題が挙げられる。中東情勢の不安定化により、建設資材の供給が滞る可能性があり、伊豆急行は「資材確保が難航すれば、復旧が1週間以上に及ぶこともあり得る」と説明している。一方で、早期復旧を目指し、可能な限り資材を確保するよう努めているという。
今回の土砂流入は、台風6号がもたらした大雨が引き金となった。気象庁は、静岡県に大雨警報を発令し、引き続き土砂災害に厳重な警戒を呼びかけている。



