棋聖戦第4局、左下隅でコウ争い激化 一力遼棋聖が89手目を封じて1日目終了
棋聖戦第4局、コウ争い激化 一力棋聖が89手目封じる

棋聖戦第4局、左下隅で激しいコウ争い 一力遼棋聖が89手目を封じて1日目終了

囲碁界の最高位を争う第50期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第4局が、2月26日午前9時から栃木県日光市のホテル「日光千姫物語」で開始されました。対局は一力遼棋聖(28歳)と挑戦者・芝野虎丸十段(26歳)の間で行われ、午後5時32分に一力棋聖が89手目を封じて第1日目が終了しました。

シリーズは一力棋聖が2勝1敗で迎える重要局面

今シリーズは一力棋聖が2勝1敗で優位に立っており、この第4局はシリーズの流れを決める重要な対局となりました。立会人として高尾紳路九段が立ち会い、一力棋聖は封じ手を高尾九段に手渡す儀式を行いました。

対局は序盤から上辺で競り合いが始まり、両棋士による繊細な駆け引きが展開されました。一力棋聖は黒55から右辺の白石を破る攻めを見せ、芝野十段は白66、68と上辺の黒石の一団を包囲する対応で対抗しました。

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左下隅でコウ争い発生 封じ手が勝負の鍵に

一力棋聖は黒77で上辺の黒石の生きを確実に確保した後、さらに黒79から左下隅をえぐる積極的な手を打ちました。これに対して芝野十段は白84と工夫を凝らし、左下隅でコウが生じる複雑な局面を作り出しました。

まさにこのコウ争いが発生した局面で、一力棋聖が89手目を封じ手として選び、第1日目の対局が終了しました。コウ争いは囲碁において特に重要な戦いの一つであり、この後の展開が注目されます。

専門家の分析「黒の封じ手次第で方向性が決まる」

解説を担当した福岡航太朗七段はこの局面について、「左下隅のコウ争いがどう決着するかが今後の焦点です。黒の封じ手次第で、この碁の方向性が決まりそうな重要な局面です」と分析しています。

コウ争いでは、相手がコウを取った場所にすぐに返すことができないという特殊なルールがあるため、通常の戦いとは異なる戦略的思考が要求されます。両棋士ともこのコウをめぐってどのような戦略を立てるかが、勝敗の分かれ目となるでしょう。

第50期棋聖戦七番勝負は、囲碁界で最も権威あるタイトルの一つであり、七番勝負で先に4勝した棋士が棋聖位を獲得します。現在のシリーズ成績が2勝1敗と一力棋聖がリードしている状況で、この第4局の結果がシリーズの行方を大きく左右することになります。

対局は翌日に再開され、一力棋聖の封じ手が明らかになることで、左下隅のコウ争いの行方と、この碁全体の流れがより明確になることが期待されます。両棋士とも若手のトップ棋士として注目を集めており、その力強い対局が続いています。

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