米南方軍は29日、ドノバン司令官がキューバにあるグアンタナモ米海軍基地周辺を訪問し、複数のキューバ軍高官と同日会談したとX(旧ツイッター)で公表した。トランプ政権はキューバの反米姿勢の転換を狙い圧力を強めており、両国の軍高官による会談は極めて異例である。会談では「任務の安全上の課題」を巡り短時間、意見交換が行われたという。
会談の詳細と背景
会談はグアンタナモ基地の外周部で実施された。南方軍は同基地が「任務や兵たんの面で重要拠点」だと指摘している。ドノバン氏は同基地の外周警備の評価を行い、米兵とその家族の安全対策などを巡り、基地関係者とも協議したと説明している。
両国関係の現状
米国とキューバは長年にわたり緊張関係にある。トランプ政権はキューバに対し、反米姿勢の転換を求めて経済制裁や外交圧力を強化している。今回の軍高官会談は、こうした対立の中で実現した異例の接触であり、安全保障上の共通課題についての実務的な協議とみられる。
グアンタナモ基地は米国がキューバ領内に保持する軍事拠点で、かつてはテロ容疑者の収容施設としても知られる。現在も米軍の重要な戦略拠点として機能しており、その警備や運用を巡っては両国間で定期的な調整が必要とされている。



