中日ドラゴンズ、開幕3連敗も先発陣が奮闘…新人・桜井頼之介が7回1失点で期待
待ちに待ったプロ野球の新シーズンが幕を開けた。中部を拠点とする中日ドラゴンズは、2026年3月27日から29日にかけて、広島市のマツダスタジアムで広島東洋カープと対戦した。結果は3戦全敗で、2018年以来8年ぶりとなる開幕3連敗を喫し、球団創設90周年のメモリアルイヤーは苦しいスタートとなった。しかし、31日から本拠地・バンテリンドームナゴヤで行われる読売巨人軍との3連戦で巻き返しを目指す。
開幕戦での逆転負けと先発陣の活躍
27日のシーズン開幕戦では、井上一樹監督(54)がチームミーティングで選手たちに「お前たちを信じて、俺は指揮棒を振るう。素晴らしいオーケストラになればいいと思う。思い切ったプレーをしてほしい」と激励した。先発投手の柳裕也投手(31)は6回1失点と好投し、打線も序盤から安打を重ねて4点リードを築いた。しかし、九回表以降に救援陣が崩れ、逆転負けを喫した。翌日以降も悪い流れを断ち切れず、3連敗となった。
それでも、連敗の中でも先発陣の奮闘は際立っていた。28日には、ドラフト2位で入団した新人・桜井頼之介投手(22、東北福祉大出身)がプロ初登板で7回1失点と期待以上の投球を見せた。多彩な変化球を武器に、広島打線を翻弄した。
高橋宏斗投手の力投と今後の展望
29日には、高橋宏斗投手(23)が先輩・柳投手の投球に刺激を受け、8回1失点と力投した。高橋投手は日本代表「侍ジャパン」の一員としてワールド・ベースボール・クラシックに出場したが、その疲れを感じさせないパフォーマンスだった。井上監督も「先発陣は申し分ない仕事をしてくれた」と称賛した。
今後、巨人との3連戦では、侍ジャパン経験者の金丸夢斗投手(23)やドラフト1位ルーキーの中西聖輝投手(22、青山学院大出身)、ベテランの大野雄大投手(37)が先発として控えている。充実した先発陣は、チームの強みとなりそうだ。
打線の課題と巻き返しへの決意
一方、オープン戦で12球団最多の16本塁打と77得点を記録した打線は、開幕戦では力を発揮できていない。特に29日は、広島の栗林良吏投手(29)に1安打完封を許した。中日で唯一の安打を放った4番打者の細川成也選手(27)は「巨人との初戦に勝って、そこからまたいい流れを作っていけるように頑張るしかない」と気持ちを切り替えている。
投打がかみ合えば、他球団と十分に渡り合える力があるはずだ。球団創設90周年の節目の年、中日ドラゴンズは苦しいスタートを切り替え、本拠地での巨人戦で巻き返しを図る。



