中日育成2位・石川大峨内野手「全力プレーを」掛川西高出、2軍で鍛錬し浜松で成果披露へ
中日育成2位・石川大峨内野手「全力プレーを」2軍で鍛錬

がむしゃらに白球を追っている。プロ野球中日育成2位新人の石川大峨内野手(18)=掛川西高出=は、キャンプでの本格始動から約4カ月が経過し、2軍で鍛錬の日々を送っている。ユニフォームを泥だらけにして、志高く野球と向き合う姿が印象的だ。

練習での葛藤と成長

19日、強い日差しが照りつける名古屋市のナゴヤ球場。ノックを受ける石川内野手は、打球にグラブを伸ばすも足が思うように動かず、送球も乱れた。「あー、ミスった」「くっそー、悔しい」。大粒の汗を拭い、自らを鼓舞するように声を張り上げた。

2月のキャンプでは右肘のコンディション不良で出遅れたものの、3月15日の2軍戦でプロ初安打を記録。今月4日には初本塁打も放った。順調な滑り出しに見えるが、ここまでの自己評価は「40点」と厳しい。

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「量をこなせばいい、という発想になってしまうことがある。日々、成功からも失敗からも学んでいかないといけない」。練習や試合で気付いたことはメンタルコーチとの面談で言語化し、現状の把握と改善に努めている。

課題克服への取り組み

見つかった課題は速やかにつぶすよう心がける。19日はボールが手に付かなかったため、全体練習後、キャンプから指導を受ける谷哲也2軍野手・育成コーチ(40)と居残り、捕球時の体勢など基礎をたたき込んだ。「苦手なこと、できないことは多い。その分伸びしろが大きいと思うようにしている」と前向きに語る。

練習を見守っていた荒木雅博球団本部長補佐(48)は「入団当時からはうまくなったけど、打つ方も守る方も課題だらけ。まだまだまだ、まだまだまだですよ」とさらなる奮起を促す。

長期的な目標と地元への思い

育成選手がまず目指すのは支配下登録。ただ、本人は「4年後、同学年が大卒で指名されるタイミングで、1位指名を受けられるくらいの実力を付けたい」と長い目で見ている。「まずは今年、2軍戦で(本塁打を)5本打ちたい」。目標とする三塁のレギュラー奪取に向け、目的意識を持って練習に打ち込む。

今月17日、浜松球場(浜松市中央区)で行われたハヤテ戦では「石川大峨」と書かれたタオルを持つファンが応援する中で二塁打を放ち、持ち前の長打力をアピールした。6月7日には浜松球場で巨人戦が予定されており、地元ファンの期待も感じている。「家族や友人、地元の人に自分のプレーを見てもらう機会はあまりない。今の自分ができる全力プレーを見せたい」と意気込んでいる。

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