トランプ氏「相撲は伝統ある」即位後初の国賓に両陛下が贈ったもの
トランプ氏「相撲は伝統ある」即位後初の国賓に両陛下が贈ったもの

2019年5月27日、天皇、皇后両陛下は国賓として来日したトランプ米大統領夫妻と皇居・宮殿で会見しました。令和への代替わり後、両陛下が国賓を迎えたのはこれが初めて。歓迎行事や宮中晩餐会などが催され、準備段階から当日の進行まで、随所に両陛下の気配りが感じられる「令和流」のスタイルが見られました。

令和初の国賓対応

令和に入り、両陛下が国賓として迎えたのはトランプ大統領夫妻を皮切りに、2025年3月のブラジル・ルラ大統領夫妻、2026年5月27日のフィリピン・マルコス大統領夫妻と計3回です。ルラ大統領夫妻を招いた宮中晩餐会には両陛下の長女・愛子さまが、マルコス大統領を歓迎した宮中晩餐会には秋篠宮家の長男・悠仁さまがそれぞれ初出席し、話題となりました。

竹の間での会見

トランプ大統領夫妻との会見は皇居・宮殿の竹の間で行われました。広さ182平方メートル(55坪)で、竹模様散らしの裂地張りの壁面には福田平八郎作の「竹」が掛けられています。宮殿で最も格式が高い正殿のうち、外国要人との対面の場に使われるこの部屋で、会見は午前9時50分ごろから始まりました。

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「陛下のご即位後、最初の国賓としてお招きいただいたことを光栄に思います」とトランプ大統領。天皇陛下は「最初の国賓として大統領をお迎えできることをうれしく思います」と応じました。会見の冒頭、ソファに隣り合って座った両者はそんなあいさつを交わし、続いてこの月初めに行われた天皇の代替わりが話題になりました。

トランプ大統領は「譲位について…」と話し始め、相撲の伝統にも触れたと伝えられています。令和初の国賓を迎えるにあたり、政府や宮内庁関係者の間では「失敗するわけにはいかない」という緊張感があったといいます。実際の対応はどうだったのか。両陛下の配慮とトランプ氏の皇室への敬意を、記者が取材しました。

両陛下の気配り

両陛下はトランプ大統領夫妻に対して、一人ずつ目線を合わせるように丁寧に接したと報告されています。また、宮中晩餐会では日本の伝統文化を紹介するなど、細やかなもてなしが行われました。トランプ大統領は「相撲は伝統ある素晴らしいものだ」と語り、皇室への敬意を示しました。

この会見は、令和時代の皇室外交の幕開けとして記憶されています。両陛下の自然体でありながら礼を尽くした対応は、国内外から高い評価を受けました。

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