中日、痛恨の2連敗で負け越し最大に
中日ドラゴンズは19日、阪神タイガースとの一戦に敗れ、連敗が2に伸びた。これで今季の負け越しは13となり、ワーストタイに並んだ。先発したルーキー左腕・金丸夢斗は10安打を浴び、5回4失点で4敗目を喫した。打線は四回に1点差に迫ったものの、続く無死満塁の大チャンスを逃し、反撃及ばず。
金丸、制球に苦しみ痛打連発
「晴れの国」岡山のマウンドで、金丸の表情は曇りがちだった。昨年9月28日の阪神戦(甲子園)以来となる2桁安打を許し、前回登板に続く黒星。「森下さん、テルさん(佐藤)の前に無駄なランナーを出さないように」と試合前に誓ったが、その目標は果たせなかった。
0-1の三回、1死から森下に中前打を許し、続く4番・佐藤を迎えた。金丸は「単打はOKという気持ちで思い切って攻める」と意気込んだが、初球のスプリットが捕手・石伊の構えた外角より中に入った。佐藤は豪快なスイングで捉え、打球は右中間スタンドへ飛び込む12号2ランに。金丸は「甘く入ってしまった」と一球を悔やみ、グラブで口元を覆った。
味方が1点差に迫った後の五回にも、2死から森下への四球を足がかりに、佐藤と大山の連打で追加点を奪われた。前回登板のDeNA戦に続いて制球に苦しみ、「逆球が多かった」と振り返る。カウントを悪くして痛打される場面が目立った。
打線も好機活かせず
打線は四回、1点を返してなお無死満塁の絶好機を作ったが、後続が倒れて同点、逆転には至らなかった。チームとして阪神戦は8敗目(2勝)。リーグトップの12本塁打を放つ佐藤にはうち5本、10本塁打で同2位の森下にはうち4本を中日投手陣が打たれている。ともに相手チーム別で最多。井上監督は「同じように打たれていることを(投手陣は)どう感じているのか。気持ちよくスイングされていては困る。対策はしているんだろうけれど甘い」と厳しく指摘した。
2年目左腕、正念場迎える
金丸はルーキーイヤーの昨季、大学時代に腰を痛めた影響で初登板が5月にずれ込み、間隔を空けたローテーションが組まれた。しかし今年は、開幕から中6日でカード初戦を任され続けている。2戦連続の背信投球に山井投手コーチは「ああやって、一球で試合が決まることを本人が分かっているのか」と自覚を促す。2年目の左腕が正念場を迎えている。(鈴木啓紀)



