中日ドラゴンズ2軍誘致レース本格化 愛知・三河地域7市が名乗り、自治体間競争激化
ドラゴンズ2軍誘致 愛知三河7市が公募に名乗り (30.03.2026)

ドラゴンズ2軍誘致に愛知・三河7市が熱い視線 自治体間競争が本格始動

プロ野球・中日ドラゴンズの2軍拠点移転を巡る公募に、愛知県三河地域の自治体が相次いで名乗りを上げている。安城市、みよし市、豊田市、刈谷市、西尾市、蒲郡市、知立市の7市が、市議会3月定例会などで「参加する」「検討している」と表明し、地域を挙げての誘致レースが本格化している。

球団が求める条件と自治体の戦略

ドラゴンズ球団側は移転先として、6万平方メートル以上の広さ、本拠地であるバンテリンドームナゴヤから車で原則1時間以内の立地、自治体からの支援を要件として掲げている。具体的な公募条件は5月頃に公表される予定だ。

これに対し、各自治体は独自の強みをアピールする戦略を展開。安城市は三星元人市長がドラゴンズのユニホーム姿で記者会見を行い、「何としても誘致を成功させるぞ!」と気勢を上げた。スポーツ施設誘致に特化したコンサルタント委託料として5千万円を予算化し、JR三河安城駅の南北両側を候補地に挙げ、新幹線と在来線が利用できる好アクセスを前面に押し出している。

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具体化する計画と入念な準備

みよし市も積極的な姿勢を示しており、小山祐市長は「ファーム本拠地を核としたまちづくり」の構想を明らかにした。同市は1月に庁内横断的なプロジェクトチームを発足させ、九州や関西への視察を重ねて他球団の事例を調査するなど、入念な準備を進めている

豊田市は調査費として500万円を確保し、太田稔彦市長は「情報収集に努めている。球団から示される公募条件を受けて詳細な調査を進め、誘致に向けて手を挙げるかどうかの判断をしたい」と述べた。西三河地域は中部国際空港からも比較的近く、立地条件の優位性が期待される。

各市の独自アプローチと課題

刈谷市は昨年から検討を開始し、当初は刈谷駅近くで調整していたが、現在は別の鉄道駅近くに候補地を絞り込みつつある。4月には地元住民へのアンケートを実施し、機運を高める計画だ。

西尾市はドームからの移動時間に懸念を残すものの、名鉄西尾・蒲郡線の西尾駅からこどもの国駅までの8駅周辺を候補地に想定。鉄道の利用促進を兼ねた構想を練っている。

蒲郡市は東名高速道路でのアクセスを想定し、蒲郡球場一帯、移転検討中の蒲郡市民会館、海陽町の3カ所を候補地として市議会に示した。県内有数の観光地としての集客力との相乗効果をアピールする構えだ。

知立市は「市域も狭く、まとまった市の所有地もない」という課題を抱えつつも、今後の条件次第で検討を進める方針。市幹部は「立地の優位性をいかし、近隣市と連携しての立候補も検討して、西三河地域の盛り上がりにつなげたい」と述べ、地域連携による誘致案も視野に入れている。

今後の展開に注目

各自治体が独自の戦略を展開する中、まもなく本格化する誘致レースの行方が注目される。球団側が5月頃に公表する具体的な要件を受けて、各市の動きがさらに活発化することが予想される。地域経済や観光への波及効果も期待されるだけに、今後の動向から目が離せない状況が続きそうだ。

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