鉾田市が庁舎・公共施設再編計画を大幅見直し 規模縮小と2拠点化で防災強化へ
茨城県鉾田市は3月23日、庁舎・公共施設再編整備推進本部会議を初めて開催しました。昨年10月に初当選した井川茂樹市長が主導する形で、従来の再編計画の見直し作業が本格的に始動しました。
老朽化した現庁舎と人口減少を背景に計画策定
1974年度に完成した現庁舎は老朽化が著しく進んでいます。市はこれに加えて、人口減少の傾向も踏まえ、庁舎と図書館や中央公民館などの公共施設を1拠点に集約する基本構想をまとめてきました。しかし、井川市長は当選後、この計画の見直しに着手してきました。
新計画では行政機能の2拠点化を軸に検討
再策定される基本構想では、災害時のバックアップ対策を重視し、行政機能を2つの拠点に分散させる方針が打ち出されています。これにより、大規模災害発生時でも行政サービスを継続できる体制を整備します。
建設候補地については、市有地を中心に検討が進められており、施設規模と事業費の縮小が明確な方針として示されています。具体的なスケジュールとしては:
- 4月末までに計画の骨格をまとめる
- 7月に素案を完成させる
- パブリックコメントの募集と市民説明会を実施
- 9月の計画策定を目指す
合併特例債の活用と市長の決意表明
財政面では、2030年度が期限となる合併特例債を最大限に活用していく方針が示されました。この特別な財政措置を効果的に利用することで、市民負担を抑えながら計画を推進する考えです。
井川市長は会議で次のように述べました:「市民の利便性や行政サービスの質、防災・安全性の向上を目指し、地域の発展に向けた最重要事業です。市民の納得感とスピード感を重視して進めていきます」。市長はこの再編事業が鉾田市の将来像を形作る重要なプロジェクトであることを強調しました。
鉾田市の庁舎・公共施設再編計画は、単なる建て替え事業ではなく、人口減少時代に対応した行政サービスの効率化と防災機能の強化を両立させる取り組みとして注目されています。今後の計画策定プロセスでは、市民参加を重視した透明性の高い議論が期待されます。



