高知で14年ぶりのプロ野球オープン戦、地元ファンが熱狂
高知県内では実に14年ぶりとなるプロ野球オープン戦が、3月7日に高知市の県立春野球場で開催された。埼玉西武ライオンズ対東京ヤクルトスワローズのこの試合には、約3700人の観客が詰めかけ、久々のプロ野球熱に沸いた。
地元出身の川田選手がプロ初安打と初盗塁を決める
試合の最大の見どころは、昨秋のドラフト6位で西武に入団した宿毛市出身の川田悠慎選手の活躍だった。川田選手は五回表から中堅の守備に就き、その裏に一軍の試合で初めて打席に立った。四国銀行の小林達司頭取や野球部関係者らが見守る中、ファウルで粘ったものの中飛に倒れたが、大きな拍手が送られた。
八回には先頭打者として登場し、直球を引っ張って右前にライナー性のプロ初安打を放つ。さらに、次打者の2球目に自慢の足を生かして二塁盗塁を決め、後続の適時打でホームを踏んだ。この回、西武は5点を追加し、試合を7-0で制した。
「スタンドに見たことある顔がたくさん」と川田選手
試合後、川田選手は取材に応じ、「地元での試合で違った緊張感があったが、ヒットと盗塁を決められてよかった。プロ初安打で少し肩の力が抜けた。スタンドには見たことある顔がたくさんあって、ありがたかった」と感慨を語った。
西口文也監督は川田選手の活躍を評価しつつも、「安打を打てたのはよかったが、盗塁はスタートの技術を上げていってほしい。やることはまだまだいっぱいある」とさらなる成長に期待を寄せた。
地元ファンも熱い声援、8日も試合開催
家族3人で訪れた高知市の会社員(54)は、「川田選手が活躍する姿を見られてよかった。高知出身のプロ野球選手として、試合に出続けられるように頑張ってほしい」とエールを送った。
試合開始前から球場に向かう人々の列ができるなど、県内の野球ファンの熱意が感じられた。8日も正午から同球場で試合が行われる予定で、引き続き地元の期待が集まっている。



