えちぜん鉄道脱線事故、雪解け水が原因か 運輸安全委が報告書
えちぜん鉄道脱線事故、雪解け水原因か 運輸安全委報告書

えちぜん鉄道脱線事故、雪解け水が落石引き起こす

福井県のえちぜん鉄道勝山永平寺線で2025年3月に発生した脱線事故について、運輸安全委員会は6月2日、雪解け水が落石を引き起こした可能性が高いとする調査報告書を公表した。事故は昨年3月2日、比島―発坂間で発生。勝山発福井行きの列車(2両編成)が線路脇の斜面から転落した岩と衝突し、先頭車両が脱線、運転士が軽傷を負った。

岩の大きさと気温の影響

報告書によると、岩は長さ約2メートル、幅約1.8メートル、高さ約1.4メートル。線路脇から高さ約5メートルの斜面のくぼみに埋まっていたが、事故前日の最高気温が11.6度に達し、雪解け水がくぼみの土砂を浸食して不安定になったとみられる。

運転士の視認困難

事故当時、時速40キロ余りで走行していた列車が完全に停止するには約68メートルの距離が必要だった。しかし、事故現場の手前はカーブで前方の見通しが悪く、「運転士が約68メートル先にある岩を視認することは困難であった」と指摘した。

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再発防止策

えちぜん鉄道は事故後、現場周辺の岩の浸食を軽減させる工事や、落石の発生を検知するセンサーを設置。報告書でも同様の再発防止策が必要だとしている。

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