囲碁名人リーグ第3ラウンド終了 余正麒九段が桑原樹七段を下し2勝1敗に
囲碁名人リーグ 余正麒九段が桑原樹七段に勝利

囲碁名人リーグ第3ラウンド終了 余正麒九段が白星先行

第51期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の第3ラウンドが23日、大阪・北浜の関西棋院で行われ、余正麒九段が桑原樹七段を228手までで白番中押し勝ちした。この勝利により、余九段はリーグ成績を2勝1敗とし、白星を先行させる形となった。

序盤は桑原七段が優勢も逆転

対局は序盤から激しい戦いが展開された。桑原七段が有利な碁形に導き、余九段の仕掛けに対して最強手で応じるなど、攻め合いを含んだ難解な攻防が繰り広げられた。AIの評価値は一時、桑原七段の勝率が90%を超えるほど傾いた。

しかし、すでに作戦修正の利かない白兵戦に突入すると、局面は一転。余九段の折り紙付きの戦闘力が発揮され、読み合いにおいても自信を持っていた桑原七段を圧倒した。決定的な勝機があったかに見えた場面でも、余九段が攻め合い勝ちを収め、その後は巧みに局面を収束させて勝利を確実なものとした。

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史上最年少リーガーは開幕2連敗

史上最年少リーガーとして注目を集める17歳の桑原樹七段は、この敗戦で開幕から2連敗となった。序盤の優勢を活かしきれず、経験豊富な余九段の逆襲を許す結果となった。

今期の名人リーグは、本局をもって2月の第3ラウンドが終了。無敗を維持しているのは芝野虎丸十段(2勝0敗)のみとなり、リーグ戦は早くも混戦の様相を呈している。

リーグ戦の現状と今後の展望

現在のリーグ戦の状況は、芝野十段をトップに、2勝1敗の余正麒九段、許家元九段、本木克弥九段が続く第2集団が形成されている。さらに、1勝1敗の井山裕太碁聖もこのグループを追いかける展開だ。

3月に予定されている第4ラウンドでは、芝野十段と本木九段の対戦をはじめ、井山碁聖と村川大介九段(1勝2敗)、福岡航太朗七段(1勝2敗)と余九段、伊田篤史九段(1勝2敗)と桑原七段の組み合わせが組まれている。許九段はこのラウンドでは手空きとなり、4月の第5ラウンドで井山碁聖と対戦する予定だ。

今期の名人リーグは、若手の台頭とベテランの底力が拮抗する中、どの棋士が挑戦権を獲得するか、目が離せない状況が続いている。

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