新星・深田茉莉がスロープスタイルで金メダル ミラノ・コルティナ五輪で逆転優勝
2026年2月19日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスノーボード女子スロープスタイル決勝で、日本の深田茉莉選手が金メダルを獲得した。19歳の新星が「信じられない」と泣き笑いの表情を見せ、日本のスノーボード勢のメダルラッシュに華麗な締めくくりをもたらした。
逆転の軌跡 戦略的な滑りで頂点へ
決勝は3回の滑走で争われた。深田選手は1回目に着地で失敗し、9位と出遅れた。しかし2回目、彼女は戦略を変更。最初のジャンプで「スイッチバック900」という横に2回転半する技を決めると、勢いに乗って残りのジャンプも高く舞い上がった。得点は85.70点を記録し、一気にトップに躍り出た。
「背伸びせずに、自分らしく滑りきる」という言葉通り、無理をせずに確実な滑りを見せた。重圧から解放された3回目は攻めの姿勢に転じ、ジャンプを3回転半に戻してきっちり決め、得点を87.83点まで伸ばして優勝を確定させた。
恥ずかしがり屋の内側に燃える闘志
愛知県出身の深田選手は3歳からゲレンデに親しみ、小学1年生でスノーボードを始めた。性格は「恥ずかしがり屋で内気」だが、胸の内には強い闘志がたぎっている。大会9日前のビッグエアでは9位に終わり、金メダルを獲得した村瀬心椛選手らの表彰式の陰で大粒の涙を流した経験があった。
「スロープスタイルでやり返したい」という思いを胸に、初出場のオリンピックで頂点に立った。表彰台では「信じられない」と繰り返し、喜びと感動の涙を浮かべた。
日本のスノボ勢をけん引する新星
この大会では日本のスノーボード選手が複数のメダルを獲得する活躍を見せており、深田選手の金メダルがその流れを華麗に締めくくった形だ。19歳という若さながら、確かな技術とメンタルの強さを兼ね備えた新星の登場は、今後の日本スノーボード界にさらなる期待をもたらしている。
深田選手はコーチを「第2のパパ」と呼び、信頼関係を築きながら成長してきた。今回の金メダルは、そんな支えへの感謝の気持ちを込めた大ジャンプとなった。今後の活躍が国内外から注目される中、伸び盛りの若きスターが新たな頂点を目指して滑り続ける。



