ミラノ・コルティナ五輪女子モーグル、冨高日向子が僅差でメダルを逃す
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのフリースタイルスキー女子モーグル決勝が11日に行われ、冨高日向子選手(25)(多摩大学ク)が4位という結果に終わりました。3位の選手と同点でありながら、ターン点の僅かな差で銅メダルを逃すという、大会でも稀に見る結末となりました。
完璧な滑りもターン点で差がつく
冨高選手は決勝1回目から安定した滑りを見せ、第1エアの処理から着地、ターンへの移行まで完璧なパフォーマンスを披露しました。エアが苦手という印象もなく、メダル獲得が期待される内容でした。
しかし、最終的には3位の選手と同点となり、ターン得点での判定で4位が確定。長野五輪金メダリストでソルトレーク五輪銅メダリストの里谷多英氏は、「大きい大会では見たことがない結末だ」と驚きを隠せませんでした。
里谷多英氏が惜しむ「2人目の銅あげてもいい」
里谷氏はこの僅差の結果について、「2人目の銅をあげてもいいんじゃないかと思う僅差」とコメント。3位と4位の違いは大きく、冨高選手の悔しさを慮りました。
さらに、今後の課題としてスピード向上を指摘。海外選手が25秒台で滑り降りる中、冨高選手は約1秒遅れていたことから、「次のコブまで真っすぐ板を入れて攻撃的に滑ることができれば、もっとスピードに乗れるのではないか」とアドバイスを送りました。
冨高選手の成長と進化する競技
里谷氏は冨高選手について、小学生・中学生時代に一緒に練習した経験から、「性格が良くて頑張り屋」と評価。そのまま大人になり人望も厚く、「メダルを取ってほしかった」と惜しみましたが、「今も十分に力がある。近い将来に必ず取ってくれると思う」と期待を寄せています。
また、競技の進化にも言及。自身の現役時代はバックフリップやヘリコプター(横1回転)が主流だったのに対し、現在は冨高選手のように「コーク720」(斜め軸の2回転)を続ける選手が増え、技術の進化を感じると語りました。
冨高日向子選手は今回の悔しい結果を糧に、さらなる飛躍を目指すことでしょう。冬季オリンピックの舞台で、日本選手の活躍が続くことが期待されます。



