ミラノ・コルティナ五輪で2メダルの堀島行真、三重のK-airで磨いた華麗なエア
堀島行真の2メダル、三重のK-airで磨いたエア

雪の少ない地域から世界へ、三重の施設が支えた五輪メダリストたち

ミラノ・コルティナ冬季五輪で華々しい活躍を見せた岐阜県出身のフリースタイルスキー選手たち。その中でも、男子デュアルモーグルで銀メダル、モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真選手(28)は、比較的雪が少ない地域で生まれ育ったにもかかわらず、大舞台で見事なエア(空中技)を披露した。この華麗な技術の背景には、三重県桑名市にあるウォータージャンプ施設「K-air」での地道な練習があった。

非凡な才能を感じた小学生時代

堀島選手が初めてK-airを訪れたのは小学生の頃だ。すぐにジャンプして宙返りする「バックフリップ」を成功させ、所長の浜田聡さん(44)は「非凡なものを感じた」と振り返る。その後も、シーズンを問わず毎週のように家族で訪れ、世界で活躍するようになってからも施設を利用。自分のジャンプを収めたビデオを確認しながら、黙々と練習に取り組んでいたという。

松浦透磨選手と桐山菜々穂選手もK-airで成長

男子ハーフパイプに出場した松浦透磨選手(23)も小学生の頃から同施設に通い、楽しそうな表情で何度もジャンプ台から飛び出していた。練習姿勢は真面目で、理想の滑りを追求していた。今月上旬、イタリアに向かう前には施設を訪れ、浜田さんに「オリンピックに出られるとは思っていなかった。がんばってきます」と笑顔を見せた。

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女子ハーフパイプの桐山菜々穂選手(29)は、スロープスタイルの選手時代から弟と通っていた。ひょうひょうとした性格で、フォームを意識しながら練習を積み重ね、ハーフパイプに転向後も応援を受けている。

K-airの特徴と次世代への期待

K-airは、人工芝が張られたジャンプ台をスキー板などで滑り、水を張ったプールに飛び込む施設だ。雪がなくてもジャンプの練習ができるため、スキー場の営業がない時期でも営業しており、滑り出しや空中感覚を養う設備も整っている。

浜田さんは、五輪での3選手の活躍について「施設で練習した選手たちが世界で活躍するのはうれしい」と目を細め、「今練習に来ている次世代の選手たちがオリンピックに出る日を楽しみにしています」と語った。雪の少ない地域から世界を目指す選手たちを支えるK-airの役割は、今後も大きくなりそうだ。

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