堀島行真、僅差0.27点で銅メダル デュアルモーグルへ「金への道筋を探る」
堀島行真、0.27点差で銅 デュアルモーグルで金へ

僅差0.27点で銅メダルの堀島行真、デュアルモーグルで金への道筋を探る

2026年ミラノ・コルティナオリンピックのフリースタイルスキー男子モーグル決勝で、堀島行真選手が銅メダルを獲得した。金メダルまでわずか0.27点差という接戦で、表彰台の上での表情は曇り空のように晴れなかったものの、観客の歓声に応えて時折ほほ笑みを見せた。

第2エアの軌道が右に流れ、点を伸ばせず

決勝の第2エアで繰り出した切り札「コーク1440」は、軸をずらしながら4回転する高難度の技だった。しかし、その軌道が右に流れてしまい、十分な点数を獲得できなかった。堀島選手は「回転数を落とす選択もあったが、その技が失敗したら表彰台にも乗れなかった」と振り返り、コーク1440を「銅メダルをつなぐための技だった」と胸を張る。

2022年北京大会でも銅メダルを獲得した堀島選手にとって、その時の心境は満たされないものだった。4年後の歓喜を目指し、積み上げていく日々の始まりとなったのである。

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徹底した準備と進化した技

北京大会後、堀島選手はイタリアと時差がなく、夏でも雪上練習ができるノルウェー・オスロに拠点を移した。シーズンオフには、自ら設定した100回や200回といった回数だけエアを跳ぶ練習を新たに取り入れ、技術の向上に努めた。

オリンピックを翌年に控えた2024年から2025年のシーズンでは、コーク1440を試合で敢えて多用。かつて「イチかバチか」の最高難度だった技は、実戦を通じて底上げされ、確固たる武器へと進化していった。

入念な調整と本番へのシミュレーション

本番を見据え、最後に出場した1月中旬のワールドカップ後は、雪上には立たず、ほとんどの時間を体の調整に充てた。五輪会場に入ってからは「フレッシュな体になった」と自信をのぞかせた。

試合前の今月9日の公式練習では、あえて時間を空けて滑り、2本滑る決勝を頭の中でシミュレーション。試合と同じ時間配分で過ごすなど、入念な準備を着実に実行した。

デュアルモーグルへ向けた決意

「どのアプローチが金メダルへつながるのか、そういったことを日々答え合わせしながら、自分のストーリーをつくっていきたい」と語る28歳の堀島選手。この一戦で得た経験も糧にして、15日に開催されるデュアルモーグルで悲願の金メダル獲得を目指す。

岐阜県池田町の大自然を原点とする堀島選手は、家族との時間を「瞬間、瞬間が心の栄養に」と語り、妻子の存在を力に2大会連続のメダル獲得を果たした。次の舞台でも、その支えを胸に、最高のパフォーマンスを発揮することが期待される。

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