狛江市87歳の細川伯允さん、背泳ぎ世界一に輝く 85~89歳部門で堂々の首位
狛江市87歳、背泳ぎ世界一 85~89歳部門で首位獲得

87歳の細川伯允さん、背泳ぎで世界一の栄誉

東京都狛江市に住む細川伯允(のりちか)さん(87歳)が、世界水泳連盟が発表したマスターズ水泳の世界ランキングにおいて、100メートル背泳ぎ85~89歳部門で見事に1位を獲得しました。この快挙を受けて細川さんは「世界1位だなんて信じられない気持ちです。とにかく泳ぐことが好きで、それを続けてきた結果がこうして形になりました」と笑顔で語っています。

戦時中の疎開が水泳との出会いに

文京区出身の細川さんは、戦争の影響で5歳の時に大分県へ疎開しました。海と川が身近な環境で遊んでいるうちに自然と泳ぎを覚え、水泳への親しみを深めていきました。小学校を卒業後、東京に戻り宝飾工場での勤務を経て、30歳で宝飾製造販売業として独立します。

40代半ばで水泳と再会

水泳と本格的に再会したのは40代半ばのことでした。趣味としていたスキーで足腰の衰えを感じ始め、健康維持のためにスポーツジムに通い始めます。週に2回通うジムには筋力トレーニングの設備もありましたが、「筋トレは初心者には少しハードルが高い」と考え、もっぱらプールでの水泳を選択しました。

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宝飾品の制作や修復という仕事は、1日に10時間ほど座りっぱなしの作業が続きます。仕事が終わった後にジムで泳ぐ時間は、細川さんにとって開放感に満ちた心地よいひとときでした。専門的なトレーニングを受けた経験はありませんが、50歳を過ぎてから全国各地の大会に出場するようになり、すぐに表彰台の常連として活躍を始めます。

世界ランキング1位の知らせ

世界水泳連盟のランキングで1位になったという知らせは、昨年11月に知人を通じて伝えられました。このランキングは2024年に各国で開催された大会の記録を集計したもので、25メートルプールでの短水路(10月発表)も含めると、細川さんは9種目で世界トップ10入りを果たしています。

現在の練習環境と仲間たち

現在、細川さんは世田谷区のジムにある水泳チームに所属し、週に3~4回の練習を続けています。1日の練習では約1500メートルを泳ぎ、20代の若い仲間たちと同じレーンで切磋琢磨しています。チームメートの上杉幸嗣さん(52歳)は「細川さんは体が非常に柔軟で、けがをしないところが本当にすごいです。自然と応援したくなるので、私たちも練習しながら細川さんの泳ぎを見守っています」と語ります。

今後の目標と意気込み

細川さんは今も全国各地の大会に出場し続けており、現在の目標は「毎年のタイムの落ち幅を1秒以内に抑えること」と話します。「体力の衰えに少しでも抗いながら、これからも世界ランキングに名前を載せ続けたいと思います」と、さらなる活躍への意欲を燃やしています。

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