PK戦制すも課題山積の川崎、守備の「緩み」で勝ち点2に終わる
川崎PK戦制すも守備の緩みで勝ち点2、課題山積

PK戦で辛勝も守備の「緩み」が露呈、川崎の勝ち点2に課題山積

2026年3月1日、明治安田J1百年構想リーグにおいて、川崎フロンターレが水戸ホーリーホックと対戦し、2-2の引き分けの末、PK戦を4-2で制して勝ち点2を獲得した。しかし、この勝利には浮かぬ表情が目立ち、チームには深刻な課題が残る結果となった。

前半終了間際の連続失点が痛手、谷口選手が「緩み」を指摘

試合は前半終了間際に川崎が立て続けに失点し、J2から昇格したばかりの水戸に2点のリードを許す展開となった。45分にはフリーでのヘディングシュートを許し、こぼれ球をつながれて押し込まれた。さらに4分後にはパス交換で左サイドを簡単に崩され、シュートのこぼれ球への反応が遅れて追加点を奪われた。

川崎のDF谷口栄斗選手はこの連続失点について、「あの2失点は非常にもったいない」と反省し、「あの時間帯は全体的に緩みが出てしまった」と厳しく分析した。昨季、川崎はJ1で57失点を記録し、降格した新潟と湘南に次ぐワースト3位タイという守備の脆弱さが課題だった。オフにはGKブローダーセンやDF山原怜音、谷口選手らを補強し、長谷部茂利監督は「1試合1失点未満」を目標に掲げていたが、開幕4試合で7失点と改善の兆しは見えていない。

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攻撃力と守備のバランスが鍵、覇権争いへの道筋

川崎は攻撃力を売りとするチームだが、最後にJ1を制した2021年には38試合でリーグ最少の28失点を記録しており、守備の堅さが優勝の原動力となっていた。現在、再び頂点を目指すためには、守備の立て直しが不可欠だ。谷口選手は前節の敗戦後、「非常にぬるい」とチームの空気を指摘するなど、危機感を強めている。

後半追加時間に同点ゴールを決めた主将のMF脇坂泰斗選手は、「勝ちは勝ちだけど、チームとして勝ち点3を取るマインドでいてほしい」と語り、引き分けに甘んじない姿勢を示した。この勝ち点2には、守備の課題克服という重いテーマが詰まっている。

監督陣の見解と今後の展望

長谷部監督は今季のPK戦を2戦2勝と評価し、「非常に大事な勝ち点2。最後に順位に響いてくると思う」とコメント。一方、水戸の加藤監督は前半の2得点について、「前半で2ゴール取れたのはすごく良かったが、試合の締め方には課題が残った」と述べ、自チームの課題も認めた。

川崎にとって、この試合は勝利を逃した悔しさと共に、守備陣の強化が急務であることを再認識させるものとなった。今後のリーグ戦では、攻撃力と守備のバランスをいかに整えるかが、覇権争いへの鍵を握るだろう。

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