メキシコ政府とFIFAが2026年ワールドカップの安全確保で緊密連携、作業部会を設置
メキシコ政府は4日、2026年に米国とカナダと共催するサッカーワールドカップ(W杯)の安全対策を強化するため、国際サッカー連盟(FIFA)の関係者と会談を行い、作業部会を設置したと正式に発表しました。この会談は、大会の円滑な運営と参加者・観客の安全確保を最優先課題として位置づけるものです。
麻薬組織による混乱を受けた迅速な対応
会談が行われた背景には、メキシコ国内の治安情勢があります。特に、大会会場の一つとなる中部グアダラハラがあるハリスコ州では、先月に麻薬組織による破壊活動が発生し、地域に一時的な混乱が生じました。この事態を受けて、政府はFIFAと連携し、早期に対策を講じる必要性を強く認識しました。
メキシコ側からは、治安・市民保護省のガルシア大臣をはじめ、国防、交通部門のトップクラスの関係者、そして開催都市である3都市の代表者らが会談に出席しました。これにより、国レベルと地方自治体の緊密な連携体制が構築されました。
政府とFIFAの共同声明と具体的な取り組み
ガルシア治安・市民保護相は会談後、「政府と3都市の強固な連携を通じて、大会期間中の安全を完全に保証する」と力強く宣言しました。また、FIFA側はメキシコ政府の迅速な取り組みに対して深い謝意を示し、協力関係を強化していく意向を明らかにしています。
作業部会では、以下のような具体的な対策が議論され、実施に向けた計画が策定されました:
- 治安対策の強化:会場周辺や主要交通機関における警備体制の見直し
- 交通手段の整備:大会期間中の効率的な移動システムの構築と説明
- 緊急時対応:不測の事態に備えた連絡協議体制の確立
メキシコ政府は、これらの取り組みを通じて、2026年ワールドカップが安全かつ成功裏に開催されることを国際社会にアピールしています。今後もFIFAとの継続的な対話を重ね、対策を随時更新していく方針です。
