名古屋グランパス、攻撃重視の新体制で挑むも神戸に完敗
サッカーのJ1百年構想リーグは、3月14日と15日に第6節が行われました。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)を戦うチームを除き、各チームは18試合のうち3分の1を終えました。昨季J1リーグで16位と低迷した名古屋グランパスは、新監督にミハイロ・ペトロビッチ氏を迎え、再建を目指しています。現在、チームは3勝3敗で、西10チーム中6位に位置し、勝ち点は9です。首位の神戸らを2点差で追う状況です。
神戸戦での敗戦と課題の分析
3月14日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われた神戸戦では、名古屋グランパスは0-3(前半0-1)で敗れました。先制点を許したのは12分、相手左サイドバックの永戸勝也選手のクロスをFW小松蓮選手が頭で決めた場面でした。永戸選手は、相手の警戒をかわし、利き足でない右足も巧みに操る技術を見せつけました。
58分の2点目は、カウンター攻撃を浴びたものです。名古屋の攻撃重視スタイルである3トップ戦術は、中盤でボールを奪われるとスペースが大きく空き、もろさを露呈しました。強豪チームである神戸は、こうしたミスを厳しく突いてきます。
攻撃的な姿勢は最後まで貫かれる
スコアは完敗でしたが、ペトロビッチ監督が掲げる攻撃的な姿勢は試合終了まで貫かれました。シュート数は神戸の16に対して13本で、今季6試合中、シュート数で相手を下回ったのは神戸戦を含めて2試合のみです。リーグ最少失点を誇る神戸の堅守を崩しきることはできませんでしたが、MF中山克広選手やFW木村勇大選手が惜しいシュートを放ち、約3万5000人のファンを沸かせました。
チーム最多の3ゴールを挙げているFW山岸祐也選手は、「神戸は相手が嫌がるプレーをして、うちはそれができなかった。それを感じた」と振り返りました。攻撃に工夫があれば、スコアはより接近していた可能性があります。
明るいニュースと今後の展望
一方で、明るいニュースもありました。故障で出遅れていたMF森島司選手が3トップの左で先発し、今年初出場を果たしました。また、MF和泉竜司選手も故障から回復し、後半から開幕戦以来のピッチに立ちました。
ペトロビッチ監督は、「課題も出ているが、継続性を持って進むことが大切」と前向きな姿勢を示しています。今後の試合では、3月18日に豊田スタジアムで神戸と並び勝ち点11の広島と、3月22日にはアウェーで昨季J1リーグ3位の京都と対戦します。新生・名古屋グランパスが、西の強豪チームとの対戦を通じてさらなる成長を遂げることが期待されます。



