トランプ氏が豪首相に緊急要請 女子イラン代表の亡命認めるよう求める
米国のトランプ大統領は3月9日、オーストラリアで開催中のサッカー女子アジア・カップで敗退したイラン代表選手の処遇について、強い懸念を表明しました。自身のソーシャルメディアに投稿したメッセージで、選手たちを帰国させることは「重大な人道的過ち」であると指摘し、オーストラリアのアルバニージー首相に対して亡命を認めるよう直接要請しました。
「殺害される可能性が非常に高い」と警告
トランプ氏は投稿の中で、イラン代表選手が帰国した場合、「殺害される可能性が非常に高い」と具体的な危険性を強調しました。さらに、「オーストラリアが受け入れないなら、米国が彼女たちを受け入れる」と述べ、自国での保護も含めた対応を示唆しています。この発言は、国際的な人権問題として注目を集める中での緊急の対応を求める内容となっています。
試合前の国歌拒否が批判の的に
今回の亡命要求の背景には、選手たちが試合前に国歌を歌わなかったことがイラン国営放送で批判されたことがあります。この行動は、イラン国内での政治的・社会的圧力を反映したものと見られ、複数の人権団体が選手たちの安否に強い関心を寄せていました。国際社会では、スポーツ選手の表現の自由と安全確保が重要な課題として浮上しています。
豪政府は「プライバシー上の理由」で詳細を明かさず
オーストラリア外務省の関係者は、政府の対応について「プライバシー上の理由で個々の状況には踏み込まない」とコメントしています。この発言は、亡命申請に関わる機密性を重視する一方で、具体的な対応方針を明確にしていない点が注目されます。豪政府は、国際的な人権規範と国内法のバランスを考慮しながら、慎重な判断を迫られている状況です。
トランプ氏の要請は、スポーツと政治が交錯する国際問題として、今後の対応が各国の外交姿勢に影響を与える可能性があります。女子イラン代表選手の安全確保と人権保護が、国際社会全体の課題として議論されることが期待されます。



