ベレーザの宇津木瑠美選手、AFC女子チャンピオンズリーグで「アジア女王」目指す
WEリーグ日テレ・東京ヴェルディベレーザの宇津木瑠美選手と塩越柚歩選手が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演し、連覇を目指す今季前半の戦いを振り返るとともに、3月28日に東京スタジアムで行われるAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)準々決勝への意気込みを語りました。
WEリーグ初優勝からの挑戦
今季で5シーズン目を迎えるWEリーグにおいて、ベレーザは昨季に初優勝を果たし、今季は追われる立場となっています。宇津木選手は「WEリーグが開幕してから、優勝まで非常に長い道のりでした」と振り返りました。彼女にとって、けがによる長期離脱を経てつかんだ初優勝は特別な意味を持ちます。「チーム復帰後、みんなが温かく受け入れてくれた。ベンチでできることを考えつつも、結局は選手としてピッチに立ちたい思いがありました。最後に優勝できて本当によかったです」と語っています。
塩越選手の移籍とチームの課題
昨季まで三菱重工浦和レッズレディースに所属し、3連覇をベレーザに阻まれた塩越選手は、新天地での戦いに意欲を見せています。「3連覇が狙える位置にずっといたのに、大事なところで勝てなかった。僅差で優勝を逃したことが悔しかったです。ライバルのベレーザに優勝されたことも悔しさを感じました」と述べました。ベレーザは現在、リーグ首位のINAC神戸レオネッサに勝ち点3差の3位につけており、塩越選手は「うまい選手がそろっているが、うまさだけでは勝てない試合もあると感じた前半戦でした。どこかで『誰かが決めてくれるだろう』という気持ちがチーム内にあるのかもしれません。信頼関係をさらに高めていく必要があると強く感じています」と分析しました。
AFC女子チャンピオンズリーグ準々決勝への意気込み
ベレーザは3月28日、東京スタジアムでフィリピンのスタリオン・ラグナを相手にAWCL準々決勝に挑みます。宇津木選手は「家族や友人、お世話になった方々が観客として来てくれるので、見てもらえる良い機会だと思います」と語り、塩越選手は「日本で対戦する重みや大会の規模について、監督を含め選手間で頻繁に話し合っています。スタートはもう切れていると思います」と意気込みを表明しました。
塩越選手は昨年のAWCLに浦和のメンバーとして出場し、準々決勝まで進みましたが、守備的な相手を崩せずPK戦で敗退した経験を振り返り、「対戦相手が守備を固める可能性は高い。一つ一つのプレーの質とイメージの共有が重要です。ピッチで柔軟に対応することは、前回大会で自分に足りなかった点です。90分間を無駄なく戦うことが鍵になると思います」と強調しました。
宇津木選手は「日本の代表として世界で戦うチャンスであり、世界にアピールする場でもあります。必ず優勝したいと思います。応援してくれたら嬉しいです」と観戦を呼びかけ、「アジア女王」を目指す決意を語りました。
選手プロフィール
- 宇津木瑠美(うつぎ・るみ):WEリーグ日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。モンペリエHSC、シアトル・レインFCでもプレー。2011年女子ワールドカップドイツ大会優勝、2015年カナダ大会準優勝。ポジションはMF。1988年生まれ、神奈川県川崎市出身。
- 塩越柚歩(しおこし・ゆずほ):2025年シーズン後、三菱重工浦和レッズレディースからベレーザに移籍。2021年東京五輪メンバー。ポジションはMF。1997年生まれ、埼玉県川越市出身。



