60代で念願の教員に転身 病院事務職員から私立高校の国語講師へ
60代で念願の教員に転身 病院事務から高校講師へ (28.03.2026)

60代で念願の教員に転身 病院事務職員から私立高校の国語講師へ

病院事務職員として10年以上勤務してきた60代の男性が、人生の転機を迎えています。上司からパート職員への切り替えを告げられ、大幅な収入減が見込まれることから転職活動を開始。その結果、私立高校の国語の常勤講師として採用され、4月から教員として働くことになりました。契約期間は2年で、働きぶりによっては延長の可能性もあります。

20代で諦めた夢が60代で実現

この男性は、20代の頃に大学で免許を取得し、国語科の教員を目指していた時期がありました。しかし、採用試験で不採用が続き、諦めざるを得ませんでした。それから数十年が経過し、まさか60歳を過ぎてから念願の教員になれるとは思わず、信じられない気持ちと大きな喜びでいっぱいだと語っています。

一方で、60代で未経験の教員として働くことに対する不安も少なくありません。長年慣れ親しんだ病院事務の環境から、教育現場という新たな世界に飛び込むことになるからです。生徒との関わり方や授業の進め方など、どのような点に注意すべきか悩んでいます。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

教育評論家・尾木直樹氏のアドバイス

この相談に対して、教育評論家の尾木直樹氏は、以下のような心構えを提案しています。

  • 経験を活かした視点: 病院事務や医療相談員として培ったコミュニケーションスキルや忍耐力は、教育現場でも大いに役立ちます。特に、多様な背景を持つ生徒と接する際に、これらの経験が強みとなるでしょう。
  • 柔軟な対応力: 教員としての未経験を恐れず、新しいことを学び続ける姿勢が重要です。時代の変化に合わせて教育方法も進化しているため、オープンマインドで臨むことが求められます。
  • 健康管理の徹底: 60代での新たなキャリアは体力面での負担も考えられます。十分な休息とバランスの取れた生活を心がけ、長期的に働き続けられる環境を整えることが肝心です。

尾木氏は、この男性のケースを「人生の再出発の好例」と評価し、年齢を重ねてからでも新たな挑戦が可能であることを強調しています。教員としての役割は、単に知識を伝えるだけでなく、生徒の成長を支える重要な仕事です。不安を抱えつつも、前向きな気持ちで臨むことが成功への鍵となるでしょう。

この記事は、読売新聞の「人生案内」コーナーからの抜粋であり、2026年3月29日に公開されました。読者会員限定のスクラップ機能を利用することで、後から読み返すことも可能です。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ