陸上競技のジャパンパラ大会は最終日となる17日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開催された。男子200メートル(義足・機能障害T64)では、パリ・パラリンピック代表の大島健吾(名古屋学院大AC)が22秒76をマークし、前日の100メートルに続くアジア新記録での優勝を果たした。
大島健吾、連日のアジア記録更新
大島は「うれしい。大きな自信になる」と満足感を語った。2日連続で輝きを放った大島は、前日の100メートルでもアジア記録を更新しており、今回の200メートルでもその勢いを持続させた。
「ゆったり」を心がけて
大島が意識したのは「ゆったり」という言葉だった。100メートルでは中盤に力みが生じ、加速が十分にできなかった。しかし200メートルでは脱力を意識することで推進力を生み出し、「うまくはまった。100メートルにも生きる」と手応えを感じた。
ケガからの復活
2024年パリ・パラリンピックで右脚の内転筋を痛め、その後も同じ右脚の他の部位を2カ所負傷した。しかし大島は「厄年だった」と開き直り、義足の改良と体幹の鍛え直しに取り組んだ。復帰2戦目ながら、自らの力を確信していた。
地元でのアジアパラ大会へ
愛知県瀬戸市出身の大島は、地元で迎える10月開幕の愛知・名古屋アジアパラ大会に向けて、「2冠のイメージしかない。あとはどれだけ差をつけられるか」と意気込む。5カ月後、同じトラックで再び輝いてみせる。
その他の日本人選手の活躍
女子800メートル(脳性まひT34=車いす)では、パリ・パラ代表の吉田彩乃(WORLD―AC)が2分14秒33の日本新記録で勝利。男子走り幅跳び(脳性まひT36)では、パリ・パラ400メートル4位の松本武尊(AC・KITA)が5メートル38の日本新記録を樹立した。
大会は多くの新記録が生まれ、パラアスリートたちの成長が感じられる一日となった。



