日本、2028年ロサンゼルス五輪アクションスポーツ予選シリーズの招致に乗り出す
日本オリンピック委員会(JOC)は3月19日の理事会において、2028年ロサンゼルスオリンピックのアクションスポーツ予選をまとめて開催する「五輪予選シリーズ(OQS)」の日本招致を正式に決定しました。この取り組みは、同年春に東京・代々木公園を中心とした会場での開催を目指すもので、国際オリンピック委員会(IOC)による開催地選定に向けた重要な一歩となります。
実施競技と開催地の選定プロセス
五輪予選シリーズで実施される競技は、以下の5つが予定されています。
- スケートボード
- 自転車BMXフリースタイル
- バスケットボール3人制
- スポーツクライミング
- ビーチバレー
OQSは世界各地で3大会が計画されており、開催地はIOCが2026年6月までに決定する見込みです。JOCによれば、米国フロリダ州オーランド市をはじめとする複数の都市が既に立候補しており、競争入札となる可能性が高いとされています。日本側は、東京都に協力を要請するとともに、開催に必要な経費の詳細も公表していく方針です。
歴史的背景と招致の意義
アクションスポーツが初めてオリンピックで正式実施されたのは、2021年の東京大会でした。代々木公園は、1964年東京五輪において選手村が設置された歴史的な場所でもあり、新旧のオリンピック遺産を結びつける象徴的な会場として注目されています。
JOCの橋本聖子会長は、「若い世代の方々にもオリンピックやスポーツへの関心を高めてもらい、新たなレガシー(遺産)を創出したい」と意欲を語りました。この招致活動は、スポーツ文化の振興と地域活性化を両立させることを目指しています。
五輪予選シリーズの実績と展望
複数競技の予選を一括して開催するOQSは、2024年パリ五輪で初めて導入されました。スケートボードなどを対象に中国・上海とハンガリー・ブダペストで開催された2大会では、合計10万人を超える観客を集めるなど、大きな成功を収めています。日本での開催が実現すれば、同様の盛り上がりが期待され、国際的なスポーツイベントとしての地位をさらに確立することが見込まれます。
今回の招致決定は、日本がオリンピックムーブメントにおいて継続的に重要な役割を果たすことを示すものであり、今後の展開に注目が集まっています。



