ミラノ冬季パラ閉会式、歴史的会場で光と映像の祭典が華やかに開催
ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季パラリンピックの閉会式が、2026年3月16日に開催されました。式典の舞台となったのは、1956年コルティナダンペッツォ冬季オリンピックの開会式などで使用された歴史的な施設を改修したコルティナ・カーリング五輪競技場です。この屋内会場は、車いすカーリング競技が行われた収容約3500人のコンパクトな空間で、派手な照明やプロジェクションマッピングで彩られ、10日間にわたる祭典を締めくくる祝祭の場となりました。
障害者と健常者が共に躍動するダンスと映像演出
閉会式では、障害者と健常者が一緒になって躍動感あふれる踊りを披露し、会場全体に一体感が生まれました。フロアには雪の結晶や花などの美しい映像が投影され、幻想的な雰囲気を演出。さらに、チェロ奏者や片脚の女性パフォーマーらも登場し、多様な才能が彩りをもたらしました。
日本選手の旗手入場と次回大会への引き継ぎ式
各国の旗手入場では、ベローナでの開会式で映像出演したスノーボードの小須田潤太選手(オープンハウス)と車いすカーリングの小川亜希選手(チーム中島)が日本国旗を携えて堂々と行進しました。また、フランスのアルプス地域で開催される次回冬季パラリンピックへのパラ旗引き継ぎ式も行われ、大会の継承を象徴する瞬間となりました。
巨大スノードーム前での感動的なフィナーレ
式典のクライマックスでは、開催3地域の光景を模したモニュメントが入った巨大なスノードームの前で、車いすの少女とダンサーがランタンを掲げる感動的なシーンが展開されました。この演出とともに、ミラノとコルティナダンペッツォの聖火台の炎が静かに消え、10日間の熱戦と祭典に幕が下ろされました。
閉会式は、歴史的会場での開催により過去と現在をつなぎ、光と映像、そして多様なパフォーマンスを通じて、障害者スポーツの魅力と国際的な連帯を強く印象づけるものとなりました。共同通信の報道によれば、このイベントは多くの観客に感動を与え、冬季パラリンピックの新たな伝統を築く一歩となったと評価されています。



