カーリング女子日本代表フォルティウス、五輪初戦でスウェーデンと激突
昨年12月の最終予選を突破し、オリンピック出場を決めたカーリング女子日本代表「フォルティウス」が、いよいよ本番を迎える。ミラノ・コルティナ冬季オリンピックにおいて、日本チームは12日午前9時5分(日本時間12日午後5時5分)から、1次リーグ初戦に臨む。対戦相手は、北京五輪で銅メダルを獲得した強豪スウェーデンだ。歴史的な舞台で、日本女子カーリングの新たな挑戦が始まる。
選手たちの心境と準備
開幕を翌日に控えた11日、フォルティウスの選手たちは競技会場の氷の感触を入念に確かめた。五輪初出場となるスキップの吉村紗也香は、落ち着いた表情を見せながら「あまり緊張感はしていなくて、割といつも通り。ここまで来たからには、あとはやるだけ」と語った。母となった経験を糧に、強さを増したリーダーの言葉に、チームの結束力が感じられる。
フォルティウスはスイスでの事前合宿を経てイタリア入りし、万全の態勢を整えている。2014年ソチ五輪以来、2回目の出場となるサードの小野寺佳歩は「本当に(五輪に)戻ってきたなあっていう感覚。12年前より最強の布陣で、それぞれが成長した姿をお見せできると思うのでワクワクしています」と、期待に胸を膨らませた。長年の経験を積んだ選手の言葉は、チーム全体の自信を象徴している。
歴史ある会場と若手の意気込み
舞台となるコルティナ・カーリング・オリンピックスタジアムは、1956年コルティナダンペッツォ冬季五輪で開会式とフィギュアスケートの会場として使用された歴史的なリンクだ。この由緒ある環境で、初出場のセカンド小谷優奈は「すごく良いアイス。いろんなアイスアリーナで戦ってきた経験も、今回の試合で発揮できると思う」と、氷の状態に満足し、自身の経験を活かす意欲を示した。
1次リーグでは、10チームが総当たりで対戦し、上位4チームが20日からの準決勝に進出する。平昌五輪で銅メダル、北京五輪で銀メダルを獲得した日本は、3大会連続の表彰台を目指して戦う。過去の実績を背負いながらも、新たなメンバーと戦術で挑むフォルティウスの戦いが注目される。
チームの展望と目標
選手たちは個人の成長をチームの強さに結びつけ、五輪という大舞台で最高のパフォーマンスを発揮しようとしている。吉村紗也香を中心に、経験豊富な小野寺佳歩、意欲的な小谷優奈らが一体となり、スウェーデンとの初戦に臨む。この試合は、日本チームの五輪での勢いを測る重要な一戦となるだろう。
フォルティウスは、国際大会での経験を積み重ね、技術とメンタリティを磨いてきた。五輪というプレッシャーの大きい環境でも、選手たちは「ワクワク」という前向きな気持ちを保ち、勝利を目指す。日本のカーリングファンは、テレビの前で熱い応援を送り、チームの活躍を見守ることになる。