ミラノ・コルティナ五輪 ジャンプ混合団体で日本が銅メダル、僅差の勝利に二階堂蓮の大ジャンプが貢献
日本時間11日未明、イタリアで開催中のミラノ・コルティナオリンピックにおいて、スキージャンプ混合団体種目で日本チームが見事な銅メダルを獲得しました。この種目は前回の北京大会から導入されたばかりで、日本にとって初めてのメダル獲得となります。表彰台への道のりは極めて薄氷で、4位のドイツチームとはわずか1.2点差という接戦でしたが、アンカーを務めた二階堂蓮選手の大ジャンプが決定的な役割を果たしました。
僅差の勝利と二階堂蓮の活躍
日本の総得点は1034.0点であり、対するドイツは1032.8点と、その差はわずか1.2点に留まりました。この点差は距離に換算すると約60センチという極めて小さなもので、競技の緊迫感を物語っています。日本チームは、1番手の丸山希選手、2番手の小林陵侑選手、3番手の高梨沙羅選手がジャンプを終えた時点で3位に位置していました。
ここで登場した二階堂蓮選手は、1回目のジャンプで103メートルを飛躍し、141.6点という高得点を記録。これは1回目における全12人中で最高の得点であり、チームを2位に引き上げる大きな原動力となりました。この141.6点は、第2ラウンドを含めても全体で3番目に高い得点として評価され、メダル獲得に向けた重要な「貯金」を築きました。
2回目の苦戦を乗り越えてメダルを死守
2回目のジャンプでは、日本チームは苦戦を強いられました。丸山希選手が5位、他の3選手はいずれも4位という結果で、2回目だけの得点では5位に沈む状況でした。しかし、1回目で二階堂選手が築いたリードが効き、なんとか銅メダルを守り切ることに成功しました。この勝利は、チーム全体の粘り強い戦いと、二階堂選手の卓越したパフォーマンスによるものです。
二階堂選手は試合後、「正直、悔しい気持ちもあります。もっと順位を上げたかったです。2回目のジャンプでは少し力みがあったかもしれません」と率直な感想を語りました。それでも、初出場のオリンピックで個人ノーマルヒルに続く2個目のメダルを獲得した新星として、今後の活躍が期待されます。彼はまだ、個人ラージヒルと新種目のスーパー団体にも出場予定で、「もちろん金メダルを目指して頑張っていきたい」と意気込みを述べています。
この銅メダルは、日本スキージャンプ界にとって大きな励みとなるでしょう。チームワークと個人の実力が融合した結果であり、今後の競技への弾みとなることが期待されています。