ミラノ・コルティナパラリンピック混合リレー、日本は7位で健闘 川除大輝が2区間で奮闘
【コルティナダンペッツォ(イタリア)=読売取材団】ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは第9日の14日、距離スキーの混合オープン10キロリレー(4×2.5キロ)が行われ、日本チーム(新田佳浩、森宏明、川除大輝)が7位を記録した。上位を狙う日本は、エースの川除大輝を2区間で起用する大胆な作戦を採用したが、メダル獲得には及ばなかった。
混合リレーのルールと日本の戦略
混合オープン10キロリレーは、障害の程度に応じた「係数」の合計を一定以下に制限し、3人でのメンバー構成も可能な種目だ。日本チームは、メダル獲得を目指し、エースの川除大輝を2区間で滑らせる戦略を選択した。この作戦は、チームの総合力を最大限に引き出すことを狙いとしたものだった。
レースの展開と川除大輝の活躍
レースは、1走の新田佳浩が7位でスタートし、2走の森宏明が8位でつないだ。3、4走を担当した川除大輝は、苦手とするフリー走法での滑りとなったが、計5キロの区間で軽快な滑りを見せ、最後の直線で1人を抜き去り、順位を7位に上げる奮闘を見せた。
川除は、10日のスプリント・クラシカル種目で追い上げを許し、準決勝で敗退していた。個人種目での悔しさを晴らすかのようなゴールシーンを演出し、「スプリントは最後で手を抜いてしまった。最後まで諦めずにという気持ちで滑った」と納得の表情を浮かべた。
日本パラノルディック勢の歴史と今後の展望
日本のパラノルディック勢(距離スキー、バイアスロン)は、前回の北京大会まで7大会連続でメダルを獲得してきた実績を持つ。15日に行われる20キロフリー種目に向け、川除は「貪欲にメダルを目指したい」と意気込みを語った。今回のリレーでの快走を弾みに、ラストチャンスとなる種目でさらなる活躍が期待される。
一方、混合10キロリレーの別チーム(源、岩本啓、阿部、岩本美)は8位に終わった。パラリンピックの舞台では、各国の選手が熱戦を繰り広げており、日本の選手たちも引き続き精力的な挑戦を続けている。



