ミラノ・コルティナ五輪 スピードスケート男子マススタート、オランダの40歳ベルフスマが金 佐々木翔夢は10位
ミラノ五輪 スケート男子マススタート、オランダ40歳が金 佐々木10位

ミラノ・コルティナ五輪 スピードスケート男子マススタート、オランダの40歳ベルフスマが金メダル

ミラノ・コルティナオリンピックは2月21日、スピードスケート最終種目のマススタートが行われ、男子では日本の佐々木翔夢(明治大学)が10位、蟻戸一永(ウェルネット)が13位という結果に終わった。優勝は40歳のヨリト・ベルフスマ(オランダ)が飾り、デンマーク選手が銀メダルを獲得した。女子では佐藤綾乃(ANA)が15位、堀川桃香(富士急)は1回戦で敗退し、マレイケ・フルーネワウト(オランダ)が金メダルに輝いた。

男子マススタート、序盤の「2人旅」が決定的に

男子マススタートの決勝では、序盤からオランダとデンマークの2選手が集団を抜け出す「逃げ」を決め、そのままレースをリードする展開となった。第2集団は互いにけん制し合い、差を詰めるタイミングをうかがっていたが、結局は追いつくことができず、オランダが金、デンマークが銀という結果に。佐々木翔夢はこの展開について、「五輪で『逃げ』が成立するとは思わなかった。読みが甘く、実力不足を感じた大会だった。次につなげたい」と語り、悔しさをにじませた。

日本勢、男女とも苦戦 メダルは銅3個のみ

マススタートに限らず、今大会の日本勢は全体的に苦戦を強いられた。全種目を通じたメダル獲得数は銅3個で、目標としていた「複数の金メダルを含む5個」には届かなかった。個人種目では、女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)が500メートルと1000メートルで獲得した2個が中心で、残る1個は高木を中心とした女子団体追い抜きによるもの。日本スケート連盟の湯田淳・強化部長は「高木美帆だけと言っていいくらいの成績で終わってしまった」と述べ、現状の課題を指摘した。

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男子個人種目では、入賞は新濱立也(高崎健康福祉大学職)の500メートル6位が最高で、北京大会銅メダリストの森重航(オカモトグループ)は10位に終わった。タイム面でも、1位のジョーダン・ストルツ(アメリカ)や2位のイエンニング・デボー(オランダ)との明確な力の差が浮き彫りとなった。

強化体制の転換点 世界との差をどう縮めるか

平昌、北京大会までは、日本代表選手をナショナルチーム(NT)として一か所に集め、集中的に強化するスタイルが基本だった。しかし、現在はNTを離れ、個々のチームで鍛える選手が増えており、強化体制の転換期を迎えている。湯田強化部長は「転換点にあるのは間違いない。どう力をつけていくか、真剣に考えなければいけない」と強調。突出した才能の出現を待つだけでは、世界との差が広がる一方だと警鐘を鳴らした。

女子マススタートでは、1回戦で敗れた堀川桃香が「世界との差を感じる」と唇をかみしめるなど、日本勢全体が課題を痛感する大会となった。今後の強化策が急務とされる中、次回のオリンピックに向けた再起が期待される。

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